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10月8日(日) 裏切らない党の真価 [論攷]

〔以下の談話は、『しんぶん赤旗』10月6日付、に掲載されたものです。〕

 今度の選挙では「大義なき解散」と「信義なき再編」が大きく問われています。安倍首相の解散、総選挙には大義がなく、小池(百合子)さんの野党再編には信義が欠けている。
 個人でも、約束を守り、人を裏切らないという人倫が基本にあって、思想や主張がある。それがなければ、何を言っても信用されません。理念や政策以前に、政党のあり方が深く問われています。
 どの党が安保法制と真正面から対決し国民の願いにこたえる政党か、市民と立憲野党との約束を守っているのはどの政党か――。逆流の中でも共闘を追求し続け、市民を裏切らずに行動してきたのが共産党でした。偽りと裏切りの野党再編騒動の中で、日本共産党の真価が浮かびあがる結果となったのではないでしょうか。

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10月6日(金) 政治転換の機は熟した「勝利の方程式」で追撃開始  [論攷]

〔以下の講演記録は、『神奈川革新懇ニュース』10月号、に掲載されたものです。〕

 9月2日~3日神奈川革新懇夏の泊り込み研修会で、五十嵐仁さんに「激動の情勢と革新懇運役割」として話をしていただきました。その後解散、総選挙へと状況は変わりましたが、お話の中身は、情勢を的確に指摘しています。ここに要旨を掲載します

 9条改憲をめぐる 激突の時代が始まった

 5月3日に、安倍首相は、憲法9条に自衛隊の存在書き込んで、新憲法を2020年までに施行したいと、明 らかにしました。
 なぜ9条なのか。それは日本を戦争のできる国にしたいから。なぜ2020年なのか。 安倍首相の任期中に改憲して、憲法を変えた首相になりたいからでしかない。
 ここには、安倍首相の願望があるだけで、国民の平和への思いは考えられてもいないのです。
 そのためには、3つの整備が必要になります。1つ目はシステム、2つ目はハード、3つ目がソフトです。
 1つ目のシステムとは、 法律や制度です。法律では、特定機密保護法、安保法制、共謀罪、最後が改憲です。それから、国家安全保障会議などの政府機関の設置です。
 2つ目のハードは、軍備の増強です。来年度の軍事予算を、5兆2千万 円にしようとしています。 安倍内閣になってから、4兆円から1兆2千万円も増加したのです。オスプレイを買う、ミサイル迎撃のためのミサイルを買うなど際限がありませ ん。
 3つ目のソフトとは、教育です。自ら進んで国のために命を捧げ、死ぬことに誇りを持つ人材をつくらなければならない。更に英語教育もあります。戦場で米兵と一緒に行動する際に、言葉が通じないといけないからです。
 これらの中では、改憲が残っていてしかもハードルが高い。安倍首相は 憲法審査会にどこを変えればいいか検討してほしいと言い出した。医者が手術をするのは、悪いところがあるからであって、今の安倍首相は、ともかく手術をしたいので、どこか手術できるところはないか聞いているようなものです。
 北朝鮮の問題でも、諸外国の首脳が異口同音に対話と交渉をと言っている中、安倍首相は、今はその時期ではないと、軍事的な対立を煽っている。
 戦争になれば、自衛隊はもちろん日本国民も巻き込まれることになるのです。
 激突の時代が始まった のです。

 潮目が変わった

 東京都議選での自民党大敗で、安倍1強と言われていた潮目が変わりま した。「都政の闇」を作った自民党都政への批判、9条改憲はじめ国政での自民党への批判、国粋主義教育に共感し行政を私物化している安倍首相自身への不信感などにより、一挙に自民党大敗につな がったのです。
 これらのことが、これまでまかり通っていたのは、自民党政治と安倍政権の改革により、政治・行政がゆがめられてきたことが要因です。小選挙区制により、大政党が圧倒的に有利になったため政治家の質が低下した。内閣人事局による政治家による官僚支配強化・忖度行政。経済における新自由主義による構造改革で大企業に富が集中して格差が拡大した。国家戦略特区による国会バイパス行政など。
 構造改革路線は、世界的にも破綻していて、アメリカのサンダース旋風、 イギリスでの労働党の台頭、フランス大統領選挙の動きなど、改革への動きも世界的に強まっています。

 市民と野党の共闘と「勝利の方程式」

 これらの自民党政治に対抗しているのは、市民と野党の共闘です。始まったのはオール沖縄から。原発ゼロ、安保法制反対、憲法9条を守るなどのために、多数の市民が立ち上がったのです。そして野党と市民の共闘が始まりました。
 野党は候補者を一本化する。市民は候補者を支援し当選のために活動する。小選挙区制の下での勝利の方程式です。参議院選、東京都議選挙、新潟知事選、仙台市長選では大きな成果を出しました。
 この共闘は、新しい政治文化を生み大きな力を発揮しています。違いを認めて立場を尊重する、 押し付けない、エール交歓する。そしてリスペクトという言葉が使われる ようになりました。
 様々な人たちと違いを認めて一緒にやるには、守らなければならないことがあります。 話を聞く、説得しない、論争しない、特に論争して勝ってはならないのです。
 安倍政権・自民党政治への怒りには歯ぎしりしながらも、仲間の中では笑いを忘れず、 くちびるには歌を、瞳には微笑みを、ユーモアを忘れずに大らかな気持ちで運動を進めないと、人は集まりません。

 私たちに 何ができるのか

 今の世代がやるべきことは、 70年間続いた自由で民主的な平和国家を守り、次の世代に 手渡すことです。
 若者や次の世代の人たちが、戦争に引き出されていくようなことがあってはならないこ とです。
 そのために、ポスト真実の時代と言われる今、真実を伝える情報の発信が重要です。駅頭でのスタンディングをはじめ工夫をしましょう。
 革新懇運動で大事なことは、行動提起です。 いろいろな団体や個人を結び付け、橋渡し をして大きな活動にしていく。
 そしてそれぞれの地域の実情に合った変数を当てはめて、「勝利の方程式」を解いて勝利に導いてほしいのです。

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10月3日(火) 「立憲民主党」の結成によって市民と立憲野党による共闘の条件が整った [政党]

 「待ってました!」という市民の声が聞こえるようです。民進党の枝野幸男代表代行が、新党「立憲民主党」の結成を発表しました。
 ギリギリのところで、間に合ったようです。今か今かと待ちかねていた「正義の味方」が、白馬に乗って駆けつけてきた昔見た映画(「新吾十番勝負」だったかな?)の場面を思い出しました。

 結果的には、これで良かったのではないでしょうか。水と油のような勢力が混在していて、本気の共闘に踏み出せなかった前原代表の民進党でしたから。
 希望の党による選別で「ふるい」にかけられ、安保法と9条改憲に反対できず、市民や立憲野党との約束を守れず、自らの信念や筋を貫くこともできない「不純物」が脱落することになりました。その結果、これまでの主張や立場を変えず信念に従って筋を通そうとするまともな人々によって、立憲主義や民主主義の擁護を党名に掲げた新しい政党が誕生したのです。
 この新党の結成によって、これまで積み重ねられてきた市民と立憲野党との合意や実績が無にならず、今回の総選挙でも生かされ「本気の共闘」が実現する条件が整いました。市民連合などの市民団体と立憲民主党、共産党、社会民主党との間の政策的合意や小選挙区での候補者調整などに、早急に取り組んでいく必要があります。

 枝野さんによる立憲民主党の結成と野党共闘への参加によって、今回の総選挙の構図が固まりました。政党の分布からすれば、①自民・公明・こころ、②希望・維新、③立憲民主・共産・社民の3つの陣営に分かれたように見えます。
 一見すれば三つ巴の構図であり、三国志時代の「天下3分の計」に似通っているように見えます。しかし、理念や政策の面からすれば、安保法を認めて改憲を目指す立場に立つかどうかという点で、大きく二つの勢力に分かれました。
 これは野党の分裂ではなく、「保守の分裂」なのです。この「分裂」を活かして保守勢力に手を突っ込んで分断し、安倍首相を孤立させて打倒することが、これからめざすべき目標だということになります。

 このような状況のなかで、小沢さんの自由党が希望の党との連携を模索しているというのが不可解です。安保法に反対し政策合意にも加わって来たこれまでの経緯や主張からすれば、立憲野党との共闘に加わるべきでしょう。
 持論である「オリーブの木」構想にこだわる気持ちは分かりますが、民進党のなだれ込み路線が不発に終わり、希望の党を中心にして野党勢力の結集を図る「希望」が失われてしまった現在、もはやこの構想は潰えたのではないでしょうか。これからは「野党勢力の結集」ではなく「立憲勢力の結集」をめざしてもらいたいものです。
 それとも、身に付いた「保守の虫」が動き出したのでしょうか。小沢さんには、小池さんという「緑のタヌキ」に化かされて晩節を汚すことのないようにしていただきたいと思います。

 立憲民主党の登場によって、これまでポッカリと空いていた中道左派の政治空間を埋める新しい政党が登場したことになります。しかも、反共主義に立たず、市民や共産党との共闘に積極的な姿勢を示しています。
 将来における統一戦線の一翼を担うことのできるリベラル政党が、ついにこの日本でも誕生したことを意味していると言うべきでしょう。立憲民主党が産声を上げた2017年10月2日は、民主連合政府の「パン種」ができた歴史的な日として、いずれ記憶されることになるかもしれません。


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10月2日(月) 総選挙で問われるのは「大義なき解散」だけでなく「信義なき再編」も [解散・総選挙]

 希望から失望、やがて絶望へ。小池百合子都知事による「希望の党」結成と前原誠司民進党代表によるなだれ込み路線は混迷を深め、政権交代の希望は急速にしぼんでしまいました。
 この混乱状態を見て、安倍首相はニンマリとしているかもしれません。それとも、選挙戦の注目が野党ばかりに集中して与党や安倍首相の影が薄らいでしまっていることに焦りを感じているでしょうか。

 選挙というものは骨の折れる作業だとは知っていました。しかし、まさか本当に骨が折れてしまうとは思いもよりませんでした。
 私の場合、桜の木の根っこにけつまずいて転び、左肩上腕骨の大結節を骨折してしまいました。民進党の前原さんも小池さんという根っこにけつまずいて転んでしまったようです。
 私の方は単純な骨折ですので、時間が経てば治ります。しかし、前原さんの方は複雑骨折のようで、再び接合するという形での完全な治癒は難しいのではないでしょうか。

 もう、こうなったら新党の結成しかないと思います。希望の党への民進党のなだれ込みが不可能になったのですから。
 小池さんは希望者全員は受け入れず、安保法への賛成と改憲支持を条件にふるいにかけると表明しています。この条件に合わない人たちは排除する、全員を受け入れることは「さらさらない」と。
 ふるいにかけてこぼれ落ちた「ゴミ」だけを受け入れ、残ったまともな人たちを排除するというわけです。その結果、新党「希望の党」は改憲・右派人脈と民進党からこぼれ落ちた「ゴミ」や「ガラクタ」をかき集めた「吹き溜まり」政党になろうとしています。

 今日の『朝日新聞』に民進党の候補者の写真が出ていました。掲げているパネルには、「信念を貫き希望の党へは行きません」と書かれています。
 希望の党に移って立候補する候補者は、「信念を欺き希望の党へ行きました」というパネルを掲げるのでしょうか。まさかそんなことはないと思いますが、民進から希望に移って立候補する候補者は、有権者からはそう見えるにちがいありません。
 信義なき再編劇の上演によって、すでに前原さんは「緑のタヌキ」に化かされた愚か者の役を演じさせられ、「緑のタヌキ」の小池さんはウソツキで詐欺師の役を演じています。その結果、2人そろって枝野さんの引き立て役になる羽目に陥りました。

 今がチャンスです。すでに準備が始まっているようですが、枝野さんには新党結成に踏み切り、市民と立憲野党の共闘の流れに加わっていただきたいものです。
 野党再編劇の第1幕は小池さんという「緑のタヌキ」が主役で、民進党は「小池にはまってサア大変」という状況に追い込まれてしまいました。前原さんは「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ」と思いつめて乾坤一擲の勝負に出ましたが、「浮かぶ瀬」はなかったようです。
 ここで野党再編劇の第2幕が開き、枝野さんの出番がやってきました。せっかくここまで待望論を高めてもらったのですから、期待に応えて新党結成に踏み切り、「赤いキツネ」の逆襲を開始していただきたいものです。

 そうすれば、一挙に「新党ブーム」が巻き起こるでしょう。「小池新党」ではなく「枝野新党」の。
 この「枝野新党」が安保法廃止と9条改憲阻止を目指す市民と立憲野党との共闘に加われば、安倍内閣打倒に向けての新しい大きな波を起こすことができるにちがいありません。市民と立憲野党が力を合わせて「アベよ、アバヨ」と言うことができる第3幕の開幕を楽しみに待ちたいものです。

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10月1日(日) 総選挙公示直前の大事な時に転んで骨折してしまった [日常]

 散歩中に転んで、左腕上腕骨の一番上、左肩の大結節を骨折してしまいました。左手首にもヒビが入っているようです。
 総選挙の公示が10日後に迫っているという大事な時にこのようなことになってしまい、大いに反省しています。左手首と左肩は固定されて全く使えず、このブログも右手だけで書いており、これからも思うように発信することはできないでしょう。

 一昨日の夕方のことでした。我が家の近くの南浅川べりの桜並木の下を歩いているときです。
 地面を這っている桜の根っこに気づかず、けつまずいて転んでしまいました。とっさに左腕で体をかばったのですが、その時に左腕と左肩に全体重がかかったのでしょう。
 左肩に強烈な痛みが走り、腕が上がらなくなりました。昨日の朝、病院に行ってレントゲンを撮ったら大きな怪我をしていることが分かりました。

 実は、4月にも同じような所で同じように転んで、額をすりむいて治療を受けたことがありました。注意して歩いていたのに、また同じことを、前よりももっと悪い形で繰り返してしまったことになります。
 南浅川べりの散歩は私の日課ですが、走っているときはともかく、ラジオを聴きながら歩いているときはついつい考え事をしてしまいます。一昨日も、昨日の中野晃一さんを迎えての東京革新懇による学習交流会やその後の八王子市民連合のキックオフ宣伝でどのような話をどのようにしようかと、あれこれ考えながら歩いていました。
 もともと私は左目しか見えませんから遠近感が分かりにくく、しかも夕方で日が陰って足元が見えづらくなっていましたので、木の根っこに気が付かなかったのです。考え事をし始めると、それに集中してしまうのが私の癖でもあります。

 ということで、このような仕儀となって昨日の予定をキャンセルせざるを得ず、多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。誠に申し訳ありません。この場を借りてお詫び申し上げます。
 なお、10月の講演などの予定は、以下の通りです。突然の総選挙実施のために中止が相次いで半分になりました。
 骨折しましたが話をするのに支障はありませんので、予定通りやらせていただくつもりです。お近くの方や関心のある方に足を運んでいただければ幸いです。

10月1日(日)13時30分 前橋市総合福祉会館:前橋革新懇
10月8日(日)14時 小金井市前原暫定集会施設:小金井革新懇
10月9日(月)14時 佃公民館:みずほ革新懇
10月11日(水)18時45分 横浜健康福祉センター:神奈川県学習協会
10月30日(月)14時30分 伊東ホテル聚楽:私鉄連帯する会全国交流集会

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