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4月20日(土) 多数派の過ちを是正するためには少数派に投票するしかない [選挙]

 明日の日曜日、統一地方選挙後半戦の投開票が行われます。東京特別区長・区議、政令市以外の市長・市議、町村長・町村議、衆院大阪12区と沖縄3区の補欠選挙について、有権者の審判が下されることになります。
 これらの選挙では、多数派の過ちを是正するために、維新以外の立憲野党の少数派に投票していただきたいと思います。多数派に投票しても多数がさらに増えるだけで現状は変わらず、新しい政治が生まれることはありません。

 今回の統一地方選挙は、前半戦も後半戦も、日本社会の戦前回帰が急速に進む中での選挙となりました。天皇の代替わりを控えた新元号「令和」の発表と、それに伴う「改元フィーバー」という一種の「お祭り騒ぎ」によって、天皇制イデオロギーの浸透と定着が図られてきたからです。
 このような社会的雰囲気は政権与党、とりわけ安倍首相にとっては支持基盤強化の効果を果たしたようです。新元号発表以降、どの調査でも内閣支持率が高まりましたから。
 安倍首相は改元や新元号の発表を最大限政治利用し、5年後の新札の発行計画まで発表しました。マスメディアは連日のように天皇の退位と新天皇の即位に向けての準備を報道し、「代替わり」と「新時代の到来」という雰囲気を盛り上げています。

 安倍首相は、意図していた通りに「古い日本」を取り戻そうとしているようです。正確に言えば、その「古さ」は明治以降のものにすぎませんが。
 「このチャンスを逃してなるものか」とばかりに「改元フィーバー」と天皇代替わりを全面的に利用してきました。支持基盤を強化して長期政権化を図るという政治目的のために活用しようとしているのです。
 このあざとい目論見に気付かず、多くの国民は天皇への親しみを強め新元号を歓迎しています。このような社会的雰囲気をさらに利用しようと画策しているのが、萩生田光一自民党幹事長代行が口走った消費増税の延期を掲げての解散・総選挙という奇策です。

 このような目論見や奇策を許さないためにも、統一地方選挙では立憲野党の躍進を実現し、「安倍政治ノー」の審判を突きつけなければなりません。萩生田発言は消費増税についての自民党内での動揺を示しています。
 かつて、大平内閣が一般消費税を導入しようとした時、1979年の総選挙で日本共産党が39議席に躍進して導入を断念させました。当時の『週刊新潮』には、「共産党勝って『増税なし』サンキュー」という記事が掲載されたほどです。
 また、1987年にも中曽根内閣によって売上税が導入されようとした時、統一地方選挙で自民党が大敗して売り上げ税法案を葬りました。選挙の結果次第では、安倍政権を追い込んで消費増税を中止させることが十分に可能だということは歴史が示しています。

 有権者は一票しか持っていませんが、されど一票です。その積み重ねによって、政治を動かすことができます。
 これまでの安倍政権による隠ぺい、「忖度政治」を拒否するために、その一票を活用していただきたいと思います。そうすれば、新しい「希望の政治」を切り開くことができます。
 そのためには維新以外の立憲野党に投票し、少数派を多数派にしていくしかありません。4年に一度しかない機会を生かすために、投票所に足を運んでいただきたいものです。

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