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3月11 日(月) 『日本社会党・総評の軌跡と内実―20人のオーラルヒストリー』の校正作業を終えた [大原]

 ようやく大きな仕事を終えて、ホッと一息です。この間、校正作業に忙殺されて、ブログを更新する余裕がありませんでした。
 それも昨日で終わりました。赤を入れた初校ゲラの宅急便を出したからです。

 『日本社会党・総評の軌跡と内実―20人のオーラルヒストリー』という本の校正作業でした。これは、私が現役時代最後の仕事として担当しリタイアしてからも関与していたプロジェクト「社会党・総評研究会」の成果をまとめたものです。
 社会党の書記などの経験者20人の方からの聴き取りを収録しています。全部で680頁もの厚さになり、定価も6000円以上になると思います。
 読むのも大変な分量ですが、そのゲラに赤を入れる作業には神経を使いました。しかも、片方しかない左目がアレルギー性結膜炎になってしまい、あまり調子がよくなかったので苦労しました。

 この間、大原社研関係でもう一つ、書評の初校ゲラの校正も行いました。飯田洋子さんの書かれた『九条の会―新しいネットワークの形成と蘇生する社会運動』という本の書評です。
 これは4月末に刊行される『大原社会問題研究所雑誌』5月号に掲載される予定です。書いたのは1月でしたが、ようやく掲載されることになりました。
 これで、大原社研関係の仕事が二つ、片付いたことになります。リタイアした後も続いていた仕事上の結びつきが、これで最終的に切れるような気がしています。

 3月20日(水)には大原社会問題研究所の創立100周年・法政大学合併70周年を記念したイベントも開かれます。公開シンポジウム「社会問題の現在」と記念レセプションです。
 公開シンポジウムの最初には、私が研究所に採用された当時の所長だった二村一夫先生の「大原社会問題研究所の100年」という記念講演も行われます。このシンポジウムにはどなたでも参加できます。
 法政大学市ヶ谷キャンパスにある外濠校舎の4階、S405教室が会場です。午後2時からですので、多くの方に足を運んでいただきたいと思います。

 この100周年を契機に私も研究所との仕事上のつながりが無くなり、本当のリタイアということになります。最後の仕事が、私の研究者生活を通じて深く関わってきた社会党と総評の歴史を振り返り、その「軌跡と内実」を明らかにするオーラルヒストリーをまとめるものとなったのも何かの縁かもしれません。
 2012年初頭から16年秋にかけて継続的に実施された研究会の成果です。これを、700頁近い大部の書籍という形にまとめることができて、肩の荷を下ろしました。
 ぜひ多くの方に購入して目を通していただきたいと思います。参考のために、以下に目次を紹介しておきましょう。

『日本社会党・総評の軌跡と内実―20人のオーラルヒストリー』目次
はしがき
解題
第Ⅰ部 日本社会党
1 構造改革論争
 加藤宣幸:構造改革論再考
 伊藤 茂:回顧 私と社会党
 初岡昌一郎:私から見た構造改革
 曽我祐次:日本社会党における佐々木更三派の歴史―その役割と日中補完外交
 仲井 富:戦後革新と基地・公害・住民運動
 高見圭司:日本社会党青年部再考―『NO!9条改憲・人権破壊』をもとに
2 社会主義協会
 上野建一:社会主義政党の確立をめざして
 横山泰治:社会党生活32年―社会民主主義とマルクス主義の狭間で
 細川 正:もう一つの社会党史―党中央本部書記局員としてマルクス・レーニン主義の党を追求
3 飛鳥田一雄~田辺誠委員長時代
 船橋成幸:飛鳥田一雄さんとともに歩んだ社会党
 海野明昇:社会党本部書記から中央執行委員会を振り返って
 前田哲男:私が見てきた社会党の防衛政策
4 細川護熙政権~村山富市政権
 園田原三:時代に生きた社会党と村山連立政権
 浜谷 惇:政権と社会党―1980~90年代の政策審議会
 橋村良夫:総評解散後の労働組合と社会党
第Ⅱ部 総評
 谷 正水:回想の総評運動―1960~70年代を中心に
 塚田義彦:太田薫氏と労働運動を語る
 梁田政方:日本社会党・総評時代の日本共産党の労働組合運動の政策と活動について―1970~80年代の総評との関係を中心に
 公文昭夫:私が歩んできた社会保障運動―総評・中央社保協体感の記録
 富塚三夫:総評運動と社会党と私
日本社会党・総評関連年表
関連資料
あとがき

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