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12月13日(木) 臨時国会と安倍改憲阻止の展望と課題(その4) [論攷]

 〔以下の論攷は、北海道憲法改悪反対共同センター学習交流集会での講演の記録で、北海道経済研究所発行の『北海道経済』No.592、2018年11月号、に掲載されました。かなり長いので、6回に分けてアップさせていただきます。〕

 4 3000万人署名をやり切り参院選で与野党逆転を
 
 いよいよ国会の中で草の根でたたかいが始まっている。われわれはすでに草の根で3000万人署名に取り組んで、憲法を守る声をつくるためにずうっとやってきた。安倍首相の下での改憲に反対が多数になっているのは、署名集めを通じて、街頭宣伝をやったりスタンディングをやったり、あるいは対話をしたり、さまざまなかたちである種の説得活動を国民にたいしてやってきた、その成果です。そのせいかどうかわからないなんて言わないでくださいね(笑い)。成果ですからね、明らかに。こういうことで通常国会での発議を抑えてきた。
 同じように、これからも3000万人署名を引き続き集める。そして学習と対話を続ける。宣伝もやる。訴えもする。こういう活動を通じて憲法を守ろう、あるいは改憲に反対する世論を高める。安倍政権打倒とあわせて、そのような活動に取り組むことが重要です。相乗効果をもたらすということですね。
 憲法はよく分からないけど、安倍さんだけはいやだという人がいるんです。テレビのニュースで安倍首相の顔が出てくるとチャンネルを変える。もっとすごいのは麻生さんが出てきたとき、リモコンを投げつける。リモコンは危ない。茶碗なんか投げられたんじゃたまんないですから、気を付けてくださいね。こういう気持ちや世論に訴えて、そして相乗効果を上げていくということが必要ではないか。改憲論議の余裕を与えないための草の根からの運動が重要です。
 いま、小選挙区で草の根からの改憲運動をやろうという動きが出ています。これは元号法制化の時の経験があるからです。日本会議が中心になって元号法制化を求める国民運動を組織し、地方から決議を上げていったんです。これが国会を包囲するようなかたちになって法案が成立した。だから、今回も下から盛り上げていこうというやり方をとっている。
 その草の根のレベルでまず対決し、粉砕しなきゃならないということですね。スタンディングやいろいろなパレードもしたり。北海道では大変でしょうねえ、これから雪が降ったりしますから。みなさん、寒さに気を付けてください、風邪ひかないように。でもね、スタンディングをやったり、パレード、デモをやったりすると足腰が鍛えられて、丈夫になるんです。
 東京では国会前で集会をやったりするでしょう。行くと昔の仲間や友達に会える。あそこに行っていっしょに「安倍辞めろ」と叫んでくるとすっきりして、元気になって帰ってくる。だから最近、関東周辺では元気な高齢者が増えている(笑い)。健康ですこやかな肉体を維持しながら、まともな世の中をつくっていくというのは一挙両得ですから、運動は体にいいといいますから(笑い)、こういう運動に励んでいただきたいと思います。
 選挙で共闘する。これをいまから準備しなければならない。統一地方選挙で、首長選挙あるいは議員選挙でも、可能なところはいっしょにやればいい。選挙区が違ったところでバーターでやればいいんです。こちらではみんなでAという政党、あっちではBという政党、別のところではⅭという政党と。こういうかたちでみんなまとまって、そして自民党に対抗するというやり方をとれば、1人区だって勝てるかもしれない。こういうことを議員選挙でも考えていいんじゃないか。
 参議院選挙の32の1人区で1対1の構図をつくらなきゃならない。改選議員で自民党は31、現職がいるんですよ。1人だけです、野党は。全部落とせば大きく後退させることができる。
 しかも、来年の選挙は亥年の選挙です。亥年の選挙には、なぜだか自民党は苦戦するというジンクスがある(笑い)。これは統計的にずうっとそうなんです。グラフをとるとそうなっている。59年の選挙だけは例外ですけれども、あと71年、83年、95年、07年。これは政治学会では有名なジンクスです。
 私、こう見えましても政治学者であります(笑い)。前からこれは知っているんです。発見したのは朝日新聞の論説委員をやっていた石川真澄さんです。グラフを眺めていたら、なぜだか12年に1度、亥年の選挙に負けている。石川さんがいったのは、4月に地方議員は自分の選挙が終わっちゃっている、ああくたびれたということで、みんな温泉か何かにいって骨休みしていて、参議院選挙のときには動かないんじゃないかと。自民党の場合はそうかもしれませんけど、ほかの政党はどうなんでしょうね。いずれにしましても、選挙マシンがうまく作動しないというのが自民党の側にあって、これがマイナス要因として負けている。
 前回の亥年は2007年、このときは第1次安倍内閣ですよ。自民党が大負けしました。戦後最低の議席で38議席。民主党のほうが参議院第1党になっちゃった。自民党は第2党ですよ。第1党の座を明け渡した。
 7月の参議院選挙の前、6月まで開かれていた通常国会では、いまと同じように「消えた年金」や社会保障などが大きな問題になりました。大臣のスキャンダル。いちばん大きな問題になったのが農林水産大臣だった松岡さん、「なんとか還元水」というのを国会で追及されて、結局松岡さんは自殺しちゃた。後任になったのが赤城さんでした。この赤城農水大臣が顔中絆創膏だらけで出てきて、いったいどうしたんだと。これが国民の顰蹙を買った。
 けっきょく安倍さんは大敗する。9月に臨時国会を開いて所信表明演説をやって、直後に辞任しました。参議院選挙での大敗がこたえただけではなく、健康問題もあったんですね。しかし、選挙敗北のほうが大きかったかもしれません。
 当時私なんかは、「安倍晋三が悪い、安倍シンゾーが悪い」といっていましたけれども(笑い)悪かったのは心臓じゃなくって大腸、潰瘍性大腸炎だったんですね。安倍さんという人は腸悪い(チョー悪い)人だった(笑い)。こういうことで、今度の亥年、来年の参議院選挙はたいへん楽しみな選挙です。 
 しかし、それは自動的にそうなるわけじゃない。私たちの力で追い込んでいくことによって具体化する。その可能性はかなりあるんじゃないかといっていいと思います。

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