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9月16日(月) 正直さや誠実さに欠け差別と分断を持ち込む政治家が首相や知事であっても良いのか [選挙]

 現在、2つの選挙がたたかわれています。自民党の総裁を選ぶ選挙と沖縄の県知事を選ぶ選挙です。
 この2つの選挙の性格は全く異なっていますが、そこで問われていることは共通しています。正直さや誠実さに欠け国民や県民に差別と分断を持ち込むような政治家が首相や県知事であっても良いのかということです。

 本来、選挙というものは、自らの政治信条や政策を明らかにして対立候補との違いを示し、有権者の支持を競うものです。その前提となるのは、自分が何を考え、どうしようとしているのか、包み隠さず正直に示して有権者の疑問に誠実に答えることです。
 しかし、自民党の総裁選挙でも沖縄の県知事選挙でも、このような前提が崩されています。崩しているのは、総裁選では安倍首相、県知事選では自公維推薦の候補です。
 安倍首相は対立候補である石破さんとの政策論争を避け、意見を戦わせる機会をできるだけ少なくしようとしています。沖縄県知事選の自公維推薦候補は最大の争点である名護市辺野古での米軍新基地建設への見解を明らかにしていません。

 自民党の総裁選挙で、安倍首相は国会議員票の大半の支持を確実にし、3選は間違いないと言われています。だから、政策論争に引き込んで党員票の獲得に活路を見出そうとしている石破さんを利するようなことを避けていると見られています。
 沖縄県知事選挙で、自公維推薦候補はこれまでのやり方を踏襲しようとしています。名護市長選挙などで行われ、効果があったとされる「争点隠し」の選挙です。
 どちらも「勝つために手段を択ばない」という卑劣で卑怯極まりないやり方です。重要な争点についての態度を明確にして政策を競い合うという選挙の前提が、ただ勝つためだけの方策によって崩されてしまっているからです。

 今年前半の通常国会で示されたのは、国会審議の土台となる公文書や重要な情報が隠され、答弁が嘘であったり歪められたりして議会制民主主義の前提が崩されているという危機的な状況でした。今また総裁選や県知事選において勝利が最優先され、選挙の前提が崩されているという危機的な状況が生じています。
 もう一つの危機は、安倍首相や自公維推薦候補によって、公然と差別や分断が持ち込まれようとしていることです。安倍首相は国民が望んでもいない9条改憲を持ち込むことによって、自公維推薦候補は県民の多くが反対している辺野古での新基地建設を事実上黙認することによって、世論を分断し差別を固定化しようとしています。
 その結果、失われるのは政治への信頼であり正しい選択です。いずれも、政治がよって立つ土台であり、その土台が失われようとしていることになります。

 こうして、自民党の総裁選や沖縄の県知事選において、最も重要な新たな争点が浮上することになりました。「隠す、逃げる、ウソをつく」という「安倍方式」によって政治への信頼を失墜させたような人にさらに3年間も政権をゆだねても良いのか、正直に本心を語らず最大の争点である辺野古新基地建設への態度を隠したまま票をかっさらおうとしている不誠実な候補者に県政をゆだねても良いのかということです。
 つまり、現在たたかわれている2つの選挙では、政策以前の政治や行政、選挙に取り組む基本的な姿勢が問われていることになります。正直さや誠実さに欠け国民や県民に差別と分断を持ち込むような政治家が、首相や県知事であっても良いのかという根本的な問題が。


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