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7月19日(木) 西日本豪雨の被災地支援についての『日刊ゲンダイ』でのコメントと若干の補足 [コメント]

 〔以下の私のコメントは、西日本豪雨の被災地支援について『日刊ゲンダイ』2018年7月18日付に掲載されたものです。〕

 「宴会問題で初動を批判された安倍政権ですが、その後も危機感をもって災害対応しているようには見えません。支援策を次々と発表していますが、中身が伴ったものではなく、お得意のポーズです。メディアは、発表された支援策をそのまま垂れ流し、安倍政権の印象操作に協力してしまっている。総額350億円の交付金支給前倒しが大したことないのは、被災自治体の受け止めを取材すればすぐにわかることです。メディアは、支援策が本当に被災者や被災自治体にとって役立ち、元気が出るものなのか、ひとつひとつ検証して報道すべきなのです」(法政大学名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 連日の猛暑で、脳みそが湯豆腐になってしまったのではないかと言いたくなります。西日本豪雨が始まって以来の安倍政権と自民党の対応です。
 すでに、繰り返し指摘してきたように、気象庁が豪雨災害に対して緊急の記者会見を開いて厳重な警戒を呼びかけたのが7月5日の午後2時でした。その3時間後の午後5時から問題の宴会「赤坂自民亭」が開かれ、そこには安倍首相、上川法相、小野寺防衛相、西村官房副長官をはじめとした政府・自民党の幹部が出席していました。
 そこで女将役を務めていたのが、翌日のオウム真理教幹部7人の死刑執行にゴーサインを出した上川法相でした。安倍首相と言い、上川法相と言い、よく酒を飲んで騒ぐ気になったものです。人間としての心がないというしかありません。

 その3日後の8日になってから、ようやく安倍首相を本部長とする災害対策本部が設置されました。初動の遅れは明白であり、決定的な失態でした。
 この失態を挽回しようということで、安倍首相は矢継ぎ早に「対策」を打ち出しましたが中身の乏しいものです。お得意の「ポーズだけ」の印象操作にすぎません。
 被災地支援ということで純粋に支出するのは、予備費の約20億円にすぎないのです。北朝鮮危機を名目にした「陸上イージス」には、2000億円も支出するというのに。

 危機や脅威に対する安倍首相の認識の歪みが、この点に象徴的に示されているのではないでしょうか。災害対策や被災地支援のための費用が、軍事的な危機対応のための予算のわずか100分の1にすぎないという事実に。

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