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6月23日(木) アベノミクスが失敗したことは安倍首相自ら認めている [参院選]

 参院選が始まりました。最大の争点はアベノミクスだと、安倍首相は訴えています。
 それは「道半ば」だから、これからさらに「エンジンを吹かす」必要があるのだと。
 そのために信を問うのが、今度の選挙の主たる目的だというわけです。同じ与党の公明党も、アベノミクスの成果を隅々にまで行き渡らせることが必要だと訴えています。

 しかし、アベノミクスが成功したか失敗したかという問題についての答えは、すでに安倍首相によって与えられています。6月1日の記者会見で、消費再増税の延期が発表されたからです。
 アベノミクスが成功して成果をあげていれば、消費再増税を延期する必要はありませんでした。それを延期したのは、成功せず成果をあげられなかったからです。
 このことについては、すでにこのブログでも指摘しました。その際に紹介した安倍首相の次のような「断言」は、繰り返し思い出されるべき重要な発言です。

 「18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。」

 アベノミクスの成否を判断する基準は、消費増税の延期を表明した2014年11月の記者会見でのこの「断言」にほかなりません。「必ずやその経済状況をつくり出すことができる」と言っていたのに、できなかったというのが事実によって示された結果です。
 何故できなかったのか。アベノミクスが失敗したからです。
 こんな簡単なことが、どうして分からないのでしょうか。成功し果実があったというのであれば「新しい判断」などせず、「断言」した通りに「確実に実施」すればよかったではありませんか。

 「3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる」と言っていたのにできなかったアベノミクスです。この先「3年間」、そのエンジンをさらに吹かしてみても同様の失敗に終わるだけです。
 いや、もっと大きな新たな失敗が待ち受けているにちがいありません。すでに金融の異次元緩和は手詰まりとなってマイナス金利が導入され、アベノミクスのマイナス面もあらわになりつつあります。
 それは短期的な応急措置でしたから、多少の副作用を伴っても効果を上げれば問題がないとされていました。しかし、長期化すれば副作用は大きなものとなり、マイナスの効果が目立つようになります。それを避けるためには、できるだけ早く政策を転換し、アベノミクスから抜け出さなければなりません。今がそのチャンスなのです。

 安倍首相はアベノミクスを掲げて2013年の参院選、2014年の衆院選で勝利しました。しかし、実際に強行したのは特定秘密保護法の成立であり、集団的自衛権の行使容認の法制化でした。
 同じように、今度の参院選でもアベノミクスを前面に掲げて勝利し、悲願である改憲に突っ走ろうと考えているのでしょう。「2度あることは3度ある」と言いますから。
 日本の有権者は、このようなインチキな手口にまたも騙されてしまうのでしょうか。今度こそ、安倍首相の嘘に騙されることなく、「3度目の正直」にしたいものです。

 アベノミクスを断罪して政策転換を求める結果を出すことは、もう安倍首相の嘘には騙されないぞという有権者の決意を伝えることになります。同時に、そのような嘘に騙されない有権者の賢明さを示すことでもあります。
 嘘を見抜く目を持っていただきたいと思います。そして、騙されることなく本当の狙いを見抜く力を持っていることを、私たちの1票によって示そうではありませんか。

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