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5月30日(木) 日本政治の「風向き」が変わってきたようだ [政局]

 昨日、関東甲信地方も梅雨入りになりました。季節の変化と共に、日本政治における「風向き」も変わってきたようです。
 発足以来、強い「追い風」を受けて順風満帆だった安倍内閣ですが、ここに来て「逆風」や「風雨」に見舞われつつあります。参院選は7月21日(日)投開票となることがほぼ確定していますが、この風向きの変化が選挙にどう影響するかが注目されます。

 その参院選の争点として注目されていたのが憲法改正問題です。当初、安倍首相は改憲手続きの緩和を狙って96条先行改憲論を公約として打ち出そうとしていました。
 しかし、改憲論者や党内からも反対の声が強まり、各種の世論調査でも反対論の方が多いという「逆風」に直面することになりました。その結果、96条改憲を掲げるものの、それを先行させることは明示しないことになったようです。
 「本丸」の9条改憲には反対が多く「落城」させるのは難しいから、まず「出城」の手続き条項である96条から手を付けようと考えたのでしょう、しかし、改憲に向けて「ハードル」を下げようとした策略によって、かえってその「ハードル」は高くなってしまったというわけです。

 この改憲戦略において隠れた「同盟軍」として期待されていたのが、日本維新の会でした。連立与党の公明党が同調しなくても、維新の会と手を結べば衆院での三分の二議席は確保でき、参院でも「三分の二の壁」を突破できると算盤をはじいていたからです。
 しかし、その維新の会も、橋下共同代表の妄言・暴言によってすさまじい「逆風」にさらされることになりました。その原因は橋下さん自身の本質から出たもので一次的な過ちではありませんから、この「暴風雨」が止むことはないでしょう。
 参院選での躍進などはとても望めず、選挙の結果次第では、日本維新の会の政党としての存続も危うくなるのではないでしょうか。自民党と合わせて参院で「三分の二の壁」を突破することは難しく、たとえそうなったとしても共同歩調が取れるとはかぎりません。

 その安倍首相の「一枚看板」であった「アベノミクス」ですが、ここに来て「風向き」がおかしくなってきました。一本調子で上がり続けてきた株価が、乱高下し始めたからです。
 今の時点では、「調整局面」にすぎないのか「破綻」の始まりなのかははっきりしません。しかし、「黄色」の信号が点り始めたことは確実で、安倍首相は今後、信号の色が「青」に変わるのか、それとも「赤」に変わるのか、気にしながら運転しなければならないでしょう。
 そのうえ、輸入品の値上がりなど、アベノミクスの負の側面が大きくなってきており、7~8割の人はその成果を実感していないという世論調査もあります。次第に「風雨」は強まりつつあり、帆を上げていれば前に進めるというような状況ではなくなってきています。

 さらに、日本の外から安倍内閣を後押ししていた強い「北風」が弱まり、その風向きも変わってきました。北朝鮮によるミサイル危機の終了と対話路線への復帰です。
 しかも、その過程で、安倍首相は北朝鮮政府に「嵌められ」ました。過去の侵略戦争と従軍慰安婦などに関する歴史認識問題で外交的に孤立した安倍首相は、北朝鮮からの「一本釣り」に食らいつき、秘かに飯島内閣府参与を派遣するという「抜け駆け」に出てしまったからです。
 これによって参院選前に拉致問題で成果を上げることを狙ったようですが、今のところ、具体的な成果に結びついてはいません。結果的に、北朝鮮政府に利用され、米韓両国との結束を乱すという外交的失態を演ずることになりました。

 このような「風向きの変化」は、これからも続くことになるのでしょうか。それは6月の都議選や7月の参院選に、どのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。
 安倍内閣をめぐる「天候」も「梅雨入り」になったのか。これからの推移が大いに注目されます。

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