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6月30日(土) 官邸前の原発再稼働反対デモは現代の「ええじゃないか」ではないのか [原発]

 昨夕、法政大学市ヶ谷キャンパスでの法政学講義「大原社会問題研究所の歴史と現状」で話をしてからの帰り道、首相官邸前の原発再稼働反対デモに参加してきました。地下鉄の改札口を出て、階段を上り、外に足を踏み出した途端、人、人、人の群れです。

 どこから湧き出してきたのか、と思うような沢山の人が、歩道を埋め尽くしていました。まさに、老若男女が集まったという感じですが、若い人や女性、子供を連れた夫婦などの姿が目につきます。
 「再稼働の野田はNOだ」「人々の声を聴け」「福島を返せ」などと書かれたプラカードやプレートを手にしています。笛や太鼓の音とともに、「再稼働反対」の声が響いていました。
 団体の旗などは、あまり見かけません。それぞれの人が、思い思いのプレートを手に、自ら進んで参加しているということなのでしょう。

 私が着いたのは7時を過ぎていました。官邸の方は既に一杯で、国会議事堂前の駅を出て国会南側の歩道の上から様子を見ていました。
 やがて、歩道も人で溢れてきました。時々、車道にはみ出します。
 機動隊がやってきて、「交通規制をしていません」「車道を歩かないで下さい」「道を空けて下さい」「歩道に上がって下さい」と放送しています。係らしき人も、「道を空けて下さい。車がきます」と、ハンドマイクで呼びかけていました。
 でも、どんどん人が多くなっていきます。車道に出る人の数も増え、自然にデモの隊列のような流れができてきました。

 やがて、機動隊の放送もなくなり、車道も人で埋め尽くされました。黄色い袈裟を肩からかけ、うちわ型の太鼓を鳴らす僧侶の一団が現れました。
 日本山妙法寺のお坊さんたちです。学生時代、デモなどで良く目にした人々で、懐かしい気がしました。
 私はデモの流れには加わらず、歩道からずっと様子を眺めていました。周りにも沢山の見知らぬ人たちがいましたが、妙な連帯感に包まれています。

 「原発止めろ」「原発いらん」の声は、ヘリコプターが飛び交う夜空に響いていました。この声は、野田首相に届いたでしょうか。
 脱原発に向けて動かぬ官邸・国会に代わり、民衆が動き始めたということでしょう。江戸時代末期の民衆運動であった「ええじゃないか」も自然発生的自発的な社会運動で、幕藩体制を倒す力になりました。
 この民衆の自発的な運動の盛り上がりは、現代の「ええじゃないか」ではないでしょうか。ただし、それが訴えているのは、原発再稼働「悪いじゃないか」ということではありますが……。

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