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4月7日(土) 過ちを犯した後の対応にこそ「本質」が現れる [スキャンダル]

 人は誰でも間違いを犯すものです。そして、その間違いに対してどのような態度を取るか、事後の対応によってその人の「本質」が判ります。
 最近、このようなことを考えさせられる例が相次ぎました。たとえば、読売巨人軍の契約金についての協定破りと大阪での職員リスト偽造問題です。どちらも大きな間違いであったにもかかわらず、全く反省は見られません。

 協定破りの巨額契約金問題(最高10億円)を引き起こした巨人軍は協定破りを謝罪するどころか、問題を報じた朝日新聞に質問書を送ったり抗議したりしています。「協定は目安にすぎず、守らなくても良い性質のもので、どの球団もやっていたことだ」と。
 10億円もの巨額の支払いが果たして「目安」の範疇に入るのかという問題はすでに論じましたので、繰り返しません。問題は、このような協定が結ばれたのは、契約金の高騰を防ぎ、資金力のある巨人だけが得をするような状況を改善し、各球団の戦力の均衡化を図ってプロ野球を発展させるためだったということです。
 このような協定の趣旨からすれば、巨人による巨額な裏金の支払いはその趣旨に反するものであり、許されざる裏切りだったということは明らかでしょう。

 このような汚いカネで補強を続けても今年の巨人は、今のところ最下位です。ザマーミロ、と言いたくなります。
 4番打者でホームランバッターの阿部は打率が2割8分で、ホームランはありません。他のチームなら4番を打つような打者が並んでいますが勝てません。
 バッターボックスに入ると、相手チームのキャッチャーから「10億円ももらったんだってね。何に使ったの?」と、囁かれているのではないでしょうか。阿部選手も気が散ってバッティングに集中できないということであれば、巨額契約金が裏目に出たということになるでしょう。

 もう一つの大阪の例は、さらに大きな問題を提起しています。大阪維新の会の政治塾に応募していた支持者と思われる人物が大阪市長選で相手候補を応援したとされる職員のリストをねつ造し、その提供を受けた「大阪維新の会」所属の杉村幸太郎市議が質問して追及したため、職員に対する思想調査が行われたからです。
 問題の発端となったのが、偽造された職員のリストでした。それが間違いだと判ったのですから、責任を明らかにして謝罪するのが当然でしょう。
 昨日、市の労働組合関係者立ち会いの下で、大阪市特別顧問の野村修也弁護士は約3万4000人を対象に実施・回収したアンケートの全てを未開封のまま廃棄処分したそうです。このような調査が間違っていたということを当事者自身が認めた形になったわけですから、きちんとした謝罪を行うのが世間一般のあり方というものでしょう。

 ところが、質問した杉村議員は謝罪するどころか居直り、この質問を受けてアンケート調査を行った橋本市長も「『維新の会』にも杉村議員にも何の問題もない」とかばい、謝罪していません。
 おかしいじゃありませんか。同じような問題を引き起こした民主党の「偽メール事件」では、裏の取れていないガセネタで質問して国会空転させた永田寿康元民主党衆院員議員は議員を辞職し、当時の前原誠司代表も責任を取って辞任しました。
 あの民主党でさえ、そうしたのです。大阪維新の会の対応は、この時の民主党以下だと言うべきでしょう。

 自ら犯した過ちに対して、真面目に向き合い責任を取ることができるような人を育てることこそ教育が目指すべきものなのに、「日の丸・君が代」に地道を上げるのが「教育改革」だと勘違いしているのが橋本市長です。
 まあ、読売巨人軍にしろ維新の会にしろ、どちらにしても予想された対応ではありますが……。きちんとした教育によってまともな人間性と常識を取り戻す必要があるのは、渡辺恒雄会長などの読売巨人軍の面々や橋下市長をはじめ大阪維新の会に集まっている人々ではないでしょうか。

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