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10月25日(火) 負けるべくして負けた東京10区と福岡6区の衆院補選 [選挙]

 残念だった、という気も起きないほどの敗北です。力を尽くして負けたのならともかく、指導部の迷走によって敗色濃厚な消耗戦を強いられた挙句の敗北だったのですから。

 「戦犯」ははっきりしています。連合の神津会長とそれに引きずられて迷走を繰り返した野田民進党幹事長です。
 選挙戦の最終盤、東京10区で連合が派遣していた選対幹部を引き上げたと聞いて、「本当なのか?」とわが耳を疑いました。「これから最後の決戦」というときに、その先頭に立つべき幹部がこぞって引き上げたというのですから。
 こんなことをしていて、勝てるわけがありません。先陣をかけている候補者、全力で選挙活動に加わっている支持者、協力してもらっている他の野党などに対して、完全な裏切りです。

 この「敵前逃亡」に対しては、今後、民進党内できちんと責任が追及されるべきです。また、野党協力に対して一貫して消極的だった野田幹事長に対しても、選挙方針や指導の在り方についてきちんとした総括が必要でしょう。
 これは、新潟県知事選挙を含めて反省されなければなりません。勝てる選挙だったにもかかわらず民進党が「自主投票」にとどまったこと、蓮舫代表の応援を阻もうとしたことなど、野田さんの責任は大きいからです。
 衆院補選では、選挙共闘に向けてはっきりとした姿勢を示さず一本化が遅れたこと、その際にも政策協定を結ばず政策的一致点を明確にしなかったこと、他党の推薦を断って共闘候補であることを明確にせず民進党公認にこだわったこと、辞退してもらった候補者を紹介し応援演説してもらうなどの礼を尽くさなかったこと、野党党首クラスの揃い踏み演説にも候補者を出さなかったことなど、数え上げればきりがないほど問題山積でした。

 野田さんは選挙で勝つ気があったのでしょうか。「こんなことをやっていては負けますよ」と誰もが分かるようなことをすべてやって、それで負けてしまいました。
 まさに、負けるべくして負けた補選だったというべきでしょう。その責任は幹事長にあり、その背後で足を引っ張っていた神津連合会長の暗躍にあります。
 どうすれば勝てるのかという視点から選挙戦術を立て直し、本気で野党共闘に取り組む以外に活路はありません。民進党にとって有利か不利か、得か損かなどという利己的な発想ではなく、野党全体の前進によって市民の願いを実現するために誠実に力を尽くすという野党第一党としての責任と矜持を示していただきたいものです。

 昨日開かれた自民党の選挙対策の会議で、下村幹事長代行は次期衆院選の小選挙区では同党の議席が前回よりも86減る可能性があると警告したそうです。その前提は野党の候補者の一本化です。
 自民党ですら、どうすれば野党が勝てるかを知っているということになります。それなのに、野党第一党である民進党がいつまでも迷走を続けているということで良いのでしょうか。

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10月18日(火) 新潟県知事選での米山隆一候補の当選を祝す [選挙]

 やりましたね。新潟県知事選での米山候補の当選、おめでとうございます。
 今回ほど、我が故郷・新潟県を誇らしく思ったことはありません。きっぱりとした選択によって県民の良識をはっきりと示したのですから。

 16日に投開票された知事選の結果は、無所属新人で医師の米山隆一さん(共産、自由、社民推薦)が、前同県長岡市長の森民夫さん(自民、公明推薦)ら3新人を破り、初当選しました。米山さんは現状での東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対しています。
 7月の鹿児島県知事選でも九州電力川内原発の一時停止を求める三反園訓さんが当選しています。同じような構図で闘われた知事選挙で、同じような結果になりました。
 このような県民の選択を尊重するのであれば、政府の原発政策を見直すことは避けられません。しかも、投票率は53.05%で前回の43.95%より10ポイント近くも高くなっており、米山さんが52万8000票、森さんが46万5000票と、6万票以上の大差がつきました。

 米山さんの出馬表明は告示6日前とギリギリのタイミングでした。完全に出遅れた形になりましたが、それからの追い上げはすさまじく、一気に追いつき、追い抜いたことになります。
 その原動力となったのは野党共闘の威力であり、これが第1の勝因です。民進党は「自主投票」となり、連合新潟は森候補を応援しましたが、最終盤になって蓮舫代表や前原さんなどの幹部が「自主応援」に駆けつけ、「滑り込みセーフ」のような形になりました。
 民意に沿った対応を行うことができなかった民進党は、今回の選挙を全面的に総括するべきです。その足を引っ張った連合は、きちんと反省して蟄居・謹慎するべきではないでしょうか。

 第2の勝因は、柏崎刈羽原発に対する県民の不安に真正面から向き合ったことです。初当選を決めた米山氏は新潟市内の事務所で、「原発再稼働に関しては、皆さんの命と暮らしを守れない現状で認めることはできないとはっきりと約束します」と述べました。
 この姿勢が大きな支持を得たということでしょう。与党支持者の中にも原発の再稼動に不安を感ずる人が沢山います。
 しかも、新潟は原発事故を起こした福島のとなりで、避難してきている人もいます。県民にとっては、決して「他人事」ではないと受け取られたのではないでしょうか。

 第3の勝因は、TPPなどへの懸念が高まっていたということです。農業県である新潟にとってこの問題は無視できません。
 しかも、臨時国会では改めてTPPについての審議が始まりました。この問題についての賛否が選挙の結果にも微妙な影響を与えていたように思います。
 すでに、先の参院選でもTPPによって大きな影響を受ける東北地方や甲信越では野党の統一候補が当選していました。同じようなトレンドを今回の選挙でも引き継ぐことによって、TPP審議の出鼻をくじこうとしたのかもしれません。

 この勝利を23日(日)投開票の衆院補選に結び付けていくことが必要です。東京10区と福岡6区でも野党共闘の威力を発揮して統一候補を当選させ、「新潟ショック」を受け継いでいかなければなりません。
 原発、TPP、基地など地方での争点を明確化し、市民と野党が力を合わせれば地方の首長選挙でも勝つことができます。このような「勝利の方程式」が確立したところに、今回の新潟県知事選の最大の成果があったのではないでしょうか。

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10月14日(金) 最後の追い上げによる米山隆一新潟県知事候補の勝利を呼びかける [選挙]

 注目の新潟県知事選も最終盤を迎えています。当初、自民党に推薦されている与党系候補が「楽勝」だと見られていたようですが、その後の猛烈な追い上げで「横一線」になってきたと報じられています。
 米山隆一候補が追い付いてきたというわけですが、一気に抜き去っていただきたいと思います。最後の追い上げで、ぜひ米山候補の当選を勝ち取ってください。

 新潟県には7 基の原子炉合計で821.2万kWの発電出力となる世界最大規模の柏崎刈羽原発があります。その再稼働を許すかどうかが、今回の選挙での争点にほかなりません。
 ひとたび放射能漏れの事故が起きれば、人的な被害だけでなく周辺農業も壊滅するでしょう。新潟県の隣の福島県での原発事故のために避難してきている人々も沢山おられます。
 このような県での知事が原発再稼働を認めるかどうかは、全国の原発の将来にとっても大きな影響を及ぼします。背後に自民党が控えているような知事では、原発の再稼動阻止に向けてきっぱりとした態度をとれるはずがありません。

 今度の選挙では、もう一つ大きな争点があります。それは環太平洋連携協定(TPP)の承認にOKを出すかどうかという問題です。
 TPPが農業の未来と食の安全にとって大きなマイナスをもたらすことは確実です。農業県である新潟にとっては死活を制する重大な選択が問われていることになります。
 たとえ原発事故が起きなくても、TPP協定が承認されて外国から安くていかがわしい農産物や食糧が大量に輸入されるようになれば、新潟の農業は壊滅し農家は疲弊することになるでしょう。国会では今日からTPPについての審議が始まりますが、米山さんの当選でノーを突きつけることができれば、今国会での承認を狙っている安倍政権の出鼻をくじくことができます。

 民進党が「自主投票」となったのは残念でしたが、所属議員の「自主応援」が続いているのは大きな前進です。代表選に立候補した前原さんも応援に駆け付け、私の故郷である上越市で共産党の小池さんと一緒に壇上に立ち、民進党新潟県連会長の黒岩さんや前県連会長の菊田さんも応援弁士になるなど、実質的には全野党と市民の共同で勝利する道が開けています。
 これまでであれば「与野党相乗り」になったり、「自主投票」を決めた段階で選挙運動にかかわらず「静観」したりということだったかもしれませんが、今回はそうなっていません。これも、先の参院選で野党と市民の共同の力が発揮され、野党統一候補だった森さんの当選を勝ち取ったという経験が大きくものを言っているからでしょう。
 参院選と同じ日に投開票を迎え、原発の一時停止を掲げていた三反園候補が当選した鹿児島県知事選の例もあります。保守勢力の強い鹿児島でも当選させられたわけですから、同じような構図で闘っている新潟で米山さんの当選を勝ち取ることは十分に可能でしょう。

 この新潟県知事選の投開票日の1週間後には、衆院の東京10区と福岡6区での補選の投票があります。県知事選の結果はこの補選、ひいては解散・総選挙の動向にも大きな影響を与えるにちがいありません。
 この新潟県知事選は一県知事選にとどまらない大きな政治的な意義を持っているということになります。その意義にふさわしい結果をもたらし、アベ暴走政治をストップさせ、新しい立憲政治に向けての扉を開いていただきたいものです。
 もし原発事故が起きれば、原発に反対していた人々だけでなく賛成していた人々の上にも、等しく放射能はふりかかってくることになります。ひとたび戦争になれば、反対していた人だけでなく賛成していた人に対しても、同じように爆弾は落ちてくるのですから。

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10月6日(木) 衆院補選での野党共闘を歓迎し統一候補の当選を願う [選挙]

 やっと、実現しました。衆院補選での野党共闘です。
 民進・共産・社民・生活の野党4党は昨日幹事長・書記局長会談を開き、衆院東京10区と福岡6区の補選で共産党が候補を取り下げて民進党の公認候補に一本化することで合意しました。この合意を歓迎し、野党統一候補となった民進党公認候補の当選を呼びかけたいと思います。

 ただし、いくつかの問題があります。一つは、政策合意について口頭で確認しただけで文書での協定が結ばれなかったことです。
 もう一つの問題は、他党からの推薦を受けないことになったことです。これについて、『毎日新聞』は「共産の事実上の支援を受けても、独自候補をアピールしたい民進が『共産推薦』の看板は拒否した形だ」と解説しています。
 しかし、本来であれば、きちんと政策協定を結ぶべきだったでしょう。また、他の野3党からの推薦を受けて、統一候補として全力で闘えるようにするべきだったでしょう。

 そうならなかったのは、他の野党支持者の票は欲しいけれど、さりとて民進党としての独自性もなくしたくないという思惑があったからです。何という手前勝手で虫の良い対応なのかと言いたくなります。
 民進党の野田幹事長は5月の4党党首会談で合意された安保関連法の廃止などを引き続き目指す考えを示したものの「民進党の理念、政策をしっかり打ち出していく」と述べたそうです。文書で政策協定を結べば、それがやりにくくなるとでも思ったのでしょうか。
 また、共産党の小池書記局長は民進党の候補について「野党の統一候補だ」と強調したそうですが、当の野田幹事長は「どういう解釈で応援していただくかは各党の立場による」と述べるにとどめました。ここでも民進党の腰の引けた対応が際立っています。

 しかし、不十分な形であるとはいえ参院選の1人区に続いて「野党の統一候補」が実現し、市民と野党4党の共闘が可能になったわけですから、全力で統一候補の当選を目指していただきたいと思います。その条件は十分にあります。
 東京10区での自民党公認で出馬する若狭勝衆院議員は党都連が豊島練馬両区議計7人に離党勧告を行い除名も検討していることに対して「著しくバランスを欠く」と批判し、もしこれらの区議が除名された場合、補選に当選しても自民党を離党する考えを示しています。若狭さん自身も都知事選で自民党推薦ではなかった小池さんを支援し、二階俊博幹事長から口頭で厳重注意されるなど、自民党内部はギクシャクしています。
 他方、福岡6区でも、自民党福岡県連会長の長男で参院議員秘書の蔵内謙さんと鳩山邦夫さんの次男で前福岡県大川市長の鳩山二郎さんのいずれも公認せず、候補者一本化の調整を断念しました。自民党は当選した方を追加公認する方針ですが、保守分裂選挙となることは避けられません。

 野党の側は統一して候補を立てるのに、与党の側は内部がギクシャクしていたり、分裂していたりという弱みを持っています。チャンスではありませんか。
 ぜひ、このチャンスを生かしていただきたいものです。参院選で示された市民と野党との共闘の威力を補選でも再現することができれば、腰の引けている民進党に活を入れ、来る衆院選での野党共闘実現に大きな弾みをつけることは間違いないのですから。

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10月3日(月) 新潟県知事選で民進党議員は「自主応援」に駆けつけ民進党支持者は米山候補に「自主投票」して欲しい [選挙]

 新潟県知事選が告示されました。結局、民進党は米山隆一候補を支援せず、「自主投票」のままとなっています。
 期待を担って出発した蓮舫執行部ですが、幹事長に野田元首相が就任して、ビックリした人、ガッカリした人、両方合わさってガックリした人もおられたと思います。この新潟県知事選への対応にしても、同じように感じた方は多かったにちがいありません。

 とはいえ、蓮舫新執行部はこれまでの野党共闘路線を維持するとの方針を確認しました。野田幹事長も与党への対決姿勢を示すなど、今のところすり寄るそぶりを示していません。
 これは結構なことだと思います。ぜひ、このままの姿勢を貫いて、「また、裏切るのではないか」との見方を裏切っていただきたいものです。
 蓮舫代表は盛んに「提案型」の党運営を強調していますが、そのことによって安倍首相の術中にはまらないように気を付けていただきたいと思います。なんと言っても、アベ暴走政治にストップをかけるというのが、野党第一党が担うべき最低限の役割なのですから。

 その意味からいっても、新潟県知事選で「自主投票」となったのは残念で仕方がありません。先の参院選では野党共闘の力を発揮して森裕子候補の当選を勝ち取ることができたのですから。
 今回の県知事選でも市民と野党が力を合わせれば、米山さんの当選を勝ち取ることは十分に可能です。それだけに、連合新潟に足を引っ張られて民進党が共闘の枠から脱落してしまったのは返す返すも残念です。
 とはいえ、「自主投票」ですから、「自主」的に応援したり投票したりすることが禁止されているわけではありません。現に、阿部知子民進党衆院議員が米山候補の応援に入って、「民進党は自主投票。でも自主なんです。一致点があれば、他の議員もこれから応援に入ります。私も何度でも来ます」と訴えています。

 このような形で、他の民進党議員もこぞって応援に入ってもらいたいと思います。その数が多ければ多いほど、民進党という政党に対する信頼感も増すことでしょう。
 民進党を支持している皆さんも、米山さんに「自主投票」していただきたいと思います。この新潟県知事選の投票日の1週間後には東京10区と福岡6区での衆院補欠選挙の投票もあり、その結果は補選にも大きく影響するにちがいありません。
 その衆院補選での共産党との候補者調整について、蓮舫代表は「補選は全国で二カ所しかない。野党対与党のシンプルな構図が望ましいと思うが、どういう形が良いか、なお検討している」と語っています。いつまでもこんなことを言っていないで、さっさと結論を出して共闘体制を組んだらよいではありませんか。

 補選での候補者調整について、共産党は民進党に「下ろせ」と言っているのではありません。「下ろしても良い」と言っているのです。
 「どういう形」などというほどの選択肢はありません。参院選での1人区と同じように、一致できる政策を確認して協定を結び、民進党候補を野党の統一候補とするだけの話でしょう。
 そうすれば、「与党対野党のシンプルな構図」ができます。「なお検討」しなければならない問題が、一体どこにあるというのでしょうか。

 野党共闘に向けて指導性を発揮できるかどうか。この点で蓮舫執行部は試されているのだということをしっかりと自覚しなければなりません。
 最初の試験であった新潟県知事選では合格点を取れませんでした。続く衆院補選でこの失点を挽回できなければ、出発したばかりの蓮舫執行部は緒戦でつまずいてしまうことになるでしょう。

 なお、10月の講演の予定は以下のようになっています。関係者の方やお近くの方に足を運んでいただければ幸いです。

10月15日(土)午後2時 青梅霞台9条の会:青梅市民センター
10月16日(日)午後1時半 茨城9条の会:茨城県立青少年会館
10月22日(土)午後1時半 埼玉革新懇:ほまれ会館
10月29日(土)午後2時 見附市9条の会:見附市中央公民館
10月30日(日)午後1時半 寺泊・良寛の里9条の会


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9月24日(土) 新潟県知事選挙での米山隆一候補の当選を願う [選挙]

 告示が29日(10月16日投開票)に迫るなか、注目されていた新潟県知事選挙の構図がようやく整ったようです。民進党の米山隆一さんが離党して無所属での立候補を決意されました。

 現職の泉田知事が「県民の健康、生命、安全、原子力防災など、本来議論すべきことを議論できる環境になってほしい」という理由で立候補を断念したため、無投票になるかもしれないと心配していました。そうなれば、前長岡市長の無所属新人・森民夫さん(自民党・公明党推薦)が当選してしまいます。
 森さんは旧建設省出身で長岡市長を5期務めましたが、67歳と高齢で長岡市以外での知名度は低いとされています。それでも当選すれば、柏崎刈羽原発が再稼動されてしまうかもしれません。
 私の実家はこの原発から30キロほど離れたところにありますから、いったん事故になれば放射能の被害は免れません。新潟県内に沢山の友人や知人がいる私としても、県知事選で原発再稼働にストップをかける選択肢が提起されることになってホッとしています。

 こうなったら、ぜひ米山隆一さんに当選していただきたいと思います。先の参院選では新潟でも野党共闘が実現して無所属で森裕子さんを当選させることができました。
 米山さんを担ぎ出したのは「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」で、共産、社民、生活、新社会、緑の5党に市民連合などで構成されています。このような形で、野党と市民が手を結んで闘えば、森さんと同じように米山さんの当選を勝ち取ることは十分に可能です。
 記者会見で、米山さんは「世界最大の柏崎刈羽原発を擁する新潟県として、泉田裕彦知事の『福島原発事故の検証なくして、再稼働の議論はしない』との路線を継承し、県民の安全、安心を確保する」との決意を述べました。再稼働に向けて簡単にはゴーサインを出さないということであり、これが知事選挙での最大の争点になります。

 米山さんはコメどころとして知られている新潟県魚沼市(湯之谷)出身で、東大医学部卒の医師、弁護士です。衆院選の新潟5区に、2005、09年は自民党、12年は日本維新の会から出馬して落選し、13年の参院選新潟選挙区にも日本維新の会から立候補しましたが及ばず、ことし3月に民主党と維新の党が合流してできた民進党に加わって次期衆院選の候補となる5区総支部長を務めてきました。
 ところが、民進党は米山さんの立候補を認めず自主投票にしてしまいました。米山さんが維新系で、原発推進の電力総連を傘下に持つ連合新潟が反対したためだとみられています。
 そのために、米山さんは民進党を離党して無所属で立候補することになり、野党4党による共闘という枠組みにはなりませんでした。おまけに、民進党を支援する連合新潟は森さんの支持を決めたといいますから、呆れかえってしまいます。

 なんだか、私が立候補した八王子市長選挙と似たような構図になっていますが、それでは困ります。民進党が野党共闘に加わるよう、県連に対して党本部から強力な指導を行うべきでしょう。
 今回の知事選挙は新潟だけの問題ではなく、原発のある自治体すべてに関わる重要な争点が争われようとしています。その結果次第では原発再稼動が全国に一気に波及するかどうかの瀬戸際での選挙戦です。
 しかも、衆院の東京福岡のダブル補選の投開票日は10月23日で、新潟県知事選の翌週に当たります。この補選での勝利のためにも、蓮舫新執行部は新潟県知事選挙で最初の勝利を目指すべきでしょう。

 10月16日の新潟県知事選での勝利、23日の衆院補選での勝利を積み重ね、来るべき解散・総選挙での勝利を目指す。このホップ・ステップ・ジャンプという三段跳び戦術こそ、新生民進党が再生できる大きなチャンスだということが分からないのでしょうか。
 今日の『朝日新聞』には「『年明け解散』想定 自民党大会、来年3月に先送り」という小さな囲み記事が出ていました。安倍首相は年末の日露首脳会談で北方領土問題についての道すじを付け、来年早々にでも解散するのではないかとの見方を裏付けるような記事です。
 決戦の時はそう遠くないかもしれず、グズグズしている暇はありません。新潟県知事選と衆院補選での野党共闘の実現とその勝利こそ民進党の新執行部が全力で取り組むべき最初の活路だということを、蓮舫さんには肝に銘じていただきたいものです。

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8月3日(水) 東京都知事選挙はどのような視点から総括されるべきか [選挙]

 都知事選挙の結果について、ネットなどで様々な意見や総括が飛び交っています。とりわけ野党共闘と市民が擁立した鳥越さんが直前の参院選で得た野党各党の合計票を大きく下回ったために、陣営内部での対立や紛糾が生じているように見えます。
 選挙の総括をめぐって事実認識や見解の相違が生ずるのはやむを得ないことですが、それが対立や分裂を生むことになっては困ります。この点を憂慮しつつ、都知事選挙はどのような視点から総括されるべきかについて、私見を述べさせていただきます。

 まず、基本的な視点です。今回の都知事選挙で有力3候補の1人を擁立して当選を目指し、カヤの外での独自の闘いを避けることができたことを評価したいと思います。
 それが可能だったのは、第1に、鳥越俊太郎という知名度のある素晴らしいジャーナリストが立候補を決断したからであり、第2に、民進党を含む野党と市民との共闘が実現して協力体制を組むことができたからであり、第3に、宇都宮さんの苦渋の決断によって分裂選挙を避けることができたからです。この3つの条件が揃わなかったら、野党共闘を成立させて当選を争う有力候補の一角に食い込むことは難しかったかもしれません。
 もちろん、選挙についてのきちんとした総括が必要であることは当然ですが、個人攻撃や誹謗・中傷にならないように十分に留意するべきです。あくまでも総括は団結を固めて前進するためになされるもので、団結を弱めて後退するような形になっては元も子もありません。

 第1に、今回の野党共闘と市民の統一候補となった鳥越さんは良く立候補したと思います。私も八王子市長選挙に立候補し、候補者活動がいかに過酷なものであるか、身をもって体験しましたから、その決断と勇気を高く評価したいと思いますし、これによって与野党相乗りや民進党の共闘からの離脱を防ぐことができました。
 惜しむらくは、年齢が高く健康面での不安を払しょくできなかったこと、出馬表明が遅かったために準備が不十分で、政策面で練られた対応を行えなかったことです。これらを含めてすさまじい個人攻撃の嵐が吹き荒れ、週刊誌による女性スキャンダルについての報道もありました。
 これらについての事実確認や対応の仕方についての検証は必要だと思います。しかし、その場合でも、より効果的に反撃し、ネガティブキャンペーンの選挙への影響を最小限に抑えるために何が必要だったのか、どう対応すればよかったのかという視点から総括されるべきではないでしょうか。
 
 第2に、野党と市民の共闘による知事選挙が実現したことの意義を高く評価しなければなりません。統一候補の擁立は1983年の社共統一候補だった松岡英夫さん以来のことでしたが、今回は民進党、日本共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの国政4野党に、東京・生活者ネットワーク、新社会党、緑の党グリーンズジャパンを加えた7党の共闘で、しかもこれに市民も結集したものでした。
 とりわけ、この共闘に民進党が加わり、国政レベルでの4野党共闘が維持されたことの意義は極めて大きなものがありました。それを実現するうえで発揮された岡田執行部のリーダーシップを高く評価したいと思います。
 惜しむらくは、連合東京が自由投票ということで組織として動かなかったこともあり、野党の総力が結集される形にはなりませんでした。この点でも問題点や不十分な点を検証することが必要ですが、互いに相手を非難するような総括は避け、より効果的に総力を結集するために何が必要だったのか、どうすれば良かったのかという視点を貫くべきではないでしょうか。

 第3に、宇都宮さんも立候補辞退を良く決断したと思います。立候補を表明したのは告示3日前というギリギリの時点で、その直後に鳥越さんの立候補表明をうけて辞退したために準備してきたポスターやビラなどすべてが無駄になり、多額の損失を出したにちがいありません。
 それにもかかわらず分裂を回避するための苦渋の決断を行ったことを高く評価したいと思います。悔しい思いもあったでしょうし、支援者を説得するのも大変だっただろうと思います。
 惜しむらくは、鳥越・宇都宮がタッグを組んで二人三脚で選挙を闘うことができず、宇都宮さんが最後まで鳥越さんの応援演説に立たなかったことであり、選挙が終わってから経過について微妙な発言を行っていることです。もちろん、すでに終わったことだから口をつぐめというわけではありませんし、宇都宮さんには当事者の一人として事実はどうであったのかを明らかにし、どこに問題があったのかを検証していただきたいと思います。
 その場合でも、鳥越さんの擁立に至る経過を宇都宮さんが「独裁」と発言しているのは残念ですし、橋下さんの番組にまで出て批判することが今後の運動にとっても、宇都宮さん自身にとってもプラスになるとは思えません。支援者間の非難合戦にならないように配慮しつつ、宇都宮さんの決断を生かすためにはどうするべきだったのか、鳥越勝利に貢献するために何をするべきだったのかという視点からの総括が大切なのではないでしょうか。

 これから事実を明らかにして問題点を検証する作業は本格化するでしょう。各方面から様々な意見が出されてくるに違いありません。
 しかし、鳥越さんは立候補するべきではなかった、野党は共闘するべきではなかった、宇都宮さんは辞退するべきではなかったなどという後ろ向きの意見には賛成できません。そのどれ一つが欠けても有力候補の一角を占めることはできなかったでしょうし、当選できると信じて選挙戦を戦うことは難しかったでしょう。
 革新都政の奪還は「夢」に終わりましたが、その「夢」を見せてくれたのは立候補を決断した鳥越さんであり、それを支援した野党と市民の共同であり、分裂を回避するための宇都宮さんの苦渋の決断でした。そのどれ一つが欠けても、「夢」を見ることは不可能だったのではないでしょうか。

 先の参院選での野党共闘は急いで建てた「プレハブ」のようなものでした。今回の野党共闘は突然訪れた嵐から緊急に避難するために建てた「掘っ立て小屋」のようなものだったかもしれません。
 それでも、暴風雨による雨露をしのぐことができました。それがなかったら、激しい雨に打たれて寒さに震え病気になっていたかもしれません。
 急いで建てたことに問題はなかったのですが、結局、グリーン・ポピュリズムの嵐によって吹き飛ばされてしまいました。問題は、もっと早くから準備をしてもっと頑丈な小屋を建てることができなかったという点にあります。

 選挙の総括によって教訓を引き出すことは必要ですが、それはあくまでも団結を強めて前進し勝利するためのものでなければなりません。分裂を引き起こして後退するようなことになれば、選挙での敗北に加えてさらにもう一度敗北することになります。
 選挙が終わっても、都民の手によって都民の手にクリーンな都政を取り戻すための闘いは続きます。選挙の総括はこのような闘いの一環であり、次に勝つための条件を探りそれを生み出すための作業でもあるということを忘れないようにしたいものです。

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8月1日(月) 首都を席巻したグリーン・ポピュリズム―東京都知事選挙の結果をどう見るか [選挙]

 注目の東京都知事選挙の投・開票が行われました。結果は、小池百合子候補が291万2628票で当選、次いで増田寛也候補が179万3453票、鳥越俊太郎候補が134万6103票となり、小池都知事が誕生しました。
 女性の都知事は初めてになりますが、女性の知事は全国で7人目。バックには日本会議や在特会などが存在する超タカ派の核武装論者で改憲論者の都知事誕生でもあります。
 このような容易ならざる知事の当選をもたらした最大の要因は、シンボル・カラーの緑を掲げて人々を動員したグリーン・ポピュリズムの力であったように思われます。舛添前都知事による政治資金の不正使用に端を発した都知事選でしたが、「万引き犯」を捕まえて「強盗殺人」の容疑者を釈放したような結果になりました。

 小池さんを当選させた客観的な背景は、与党の勝利をもたらした参院選と共通しています。経済の先行きに対する不透明感と日本をとりまく周辺諸国の不穏な情勢への不安感が大きかったのではないでしょうか。
 欧米の政治と共通する点もありました。既存の政治や政党に対する不信感や反感を背景にしていたことです。この点ではアメリカの大統領選挙やイギリスのEU離脱決定と似ています。
 今回は2度続けての知事辞任後の選挙でしたから、「それを担いだ政党が推薦する候補はこりごりだ」という意識もあったでしょう。それを野党共闘候補への支持として取り込むことができなかったところに鳥越さんが苦戦した理由があったのではないでしょうか。

 このような客観的な背景をうまく利用して支持の増大につなげたのが、小池さんが採用した主体的な戦術です。それはかつて師事した細川護熙元首相や小泉純一郎元首相から学んだもので、とりわけ郵政選挙と同様の構図と手法が目立ちました。
 自民党員でありながら自民党都連や都議会自民党を「敵」に見立てて自民党と対立しているかのような印象を与え、保守分裂選挙を演出して「組織対個人」という対立の構図を作り、「判官びいき」しやすい都民の心情に訴えたのです。既存の政治や勢力に縛られない「改革者」としてのイメージをアピールすることで、無党派層を中心に支持を広げることに成功しました。
 『朝日新聞』の出口調査では、無党派層の51%、自民支持層の49%、民進党支持者の28%、公明支持層の24%、それに何と共産党支持者でも19%が小池さんに投票し、社民支持層、生活支持層の2割弱の票も得ています。おおさか維新の支持層は60%が小池さんに投票しており、この層が最も多くなっています。
 
 これに対して、野党は4党の共闘を実現してジャーナリストの鳥越俊太郎さんを擁立しました。1983年の都知事選で社共統一候補として松岡英夫さんが立候補して以来の久々の統一候補でしたが、99万の組合員を擁する連合東京が自由投票に回るなど、残念ながら野党陣営が総力を結集するという体制にはなりませんでした。
 出馬表明が告示の2日前と遅かったこと、それに至る選考過程が不透明だったこと、それ以前に立候補を表明していた宇都宮健児さんとの関係がギクシャクしてしまったことなども響いたと思います。加えて、週刊誌による女性スキャンダルの報道など、年齢や健康問題を含めたすさまじいばかりのネガティブキャンペーンの嵐に晒されました。
 野党が力を合わせて戦ったことには大きな意義があり、これからも共闘体制を維持する必要があります。同時に、4党支持層の票は鳥越さんでまとまらず民進支持層で鳥越さんに投票したのは56%にとどまるなど、力を総結集してさらに上乗せするという点では様々な課題が残りました。

 安倍首相にとっては小池さんと増田さんのどちらが当選してもかまわなかったでしょうが、増田さんを推薦した都連としては当選させられなかった責任が問われます。国政では安倍首相の「ダブル一強」、都政では安倍首相と考え方が同じで目指す方向も同じ小池知事となったわけで、この両者がタッグを組むことになりました。
 安倍さんも小池さんも、2018年4月のニコニコ超会議に出た際、迷彩服を着て戦車に乗りポーズを撮っています。やっていることは同じです。
 首都・東京の空気はカーキ色に染まります。アベ政治の暴走はさらに強まり、その先導役を小池さんが担うことになるのではないでしょうか。

 「政治とカネ」の問題が問われた今回の都知事選挙でした。クリーンな都政を取り戻すという大きな課題があったはずです。
 その選挙で緑をシンボルカラーにした「グリーン」の都政が誕生しました。「クリーン」に濁点がついているところが気になります。
 またまた「クリーン」が汚れて、「グリーン」と濁ってしまうことにならなければよいのですが……。

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7月30日(土) 都知事選の投票日を前に革新都政の復活を呼びかける [選挙]

 いよいよ明日、東京都知事選挙の投票日を迎えます。参議院選挙から都知事選挙へと続いた長い選挙活動は、今日をもって最終日となるわけです。
 明日の投票日には、革新都政を復活させるための一票を呼びかけます。憲法を守り、都民に寄り添ったまともな政治を実現するチャンスなのですから。

 参院選では安倍政権与党が勝利しました。完勝ではなかったとはいえ、国会の中でも自民党の中でも安倍首相の発言力は強まり、「ダブル一強」と言われるような状況になっています。
 憲法をめぐっても、自民党など与党とおおさか維新の会などの改憲を主張する野党に無所属議員を加えた改憲勢力が3分の2を超え、衆参両院で改憲発議できるようになりました。その中身はバラバラですから直ぐに9条改憲に向かう状況にないとはいえ、安倍首相は虎視眈々と機会をうかがっていることでしょう。
 そのような状況の下で、今度は首都東京の顔が安倍首相と同様のタカ派政治家となる危険性が生まれています。国の指導者と首都の知事が手を取り合って改憲を推進し、戦争への道を歩むようなことになっても良いのでしょうか。

 参院選では前回の2013年選挙に比べて自民党は9議席減らしています。1人区では秋田を除く東北甲信越で野党共闘に敗れ、福島沖縄では現職閣僚が落選しました。
 衆院では2012年総選挙、参院では2013年の選挙がピークで、自民党は下り坂にあります。今回の参院選でも、その勢いには陰りが出ていました。
 自民党の党勢に陰りが出始めている今、都知事選挙で野党共闘が勝利し、革新都政を復活させることができれば、安倍首相にとっては大きな打撃となり、その暴走をストップさせる力になることでしょう。かつて美濃部さんが掲げた「ストップ・ザ・サトー」と同様に、「ストップ・ジ・アベ」を実現し、アベ政治打倒の始まりとすることができるにちがいありません。

 それにしても、すさまじいネガティブキャンペーンの包囲網でした。特定の候補を狙い撃ちにし、週刊誌や新聞、テレビなどを総動員して10年以上も前にあったというスキャンダルらしきものをほじくりだして選挙妨害を行う姿はこれまでになく異常なものです。
 途中からにわかに強まり出した「苦戦」報道も、意図的なものだったように見えます。選挙活動の足を止めて勢いを弱める狙いを秘めていたのではないでしょうか。
 既存の政治勢力や時の権力者にそれほどに警戒され嫌われている候補者こそが、庶民の立場に立ち、都民の声に耳を傾け、都政を変えることができる候補者にほかなりません。異常なネガティブキャンペーンの嵐は、利権の構造が複雑に絡み合った伏魔殿のような都政に新しい風を吹き込み、それを刷新できるのは誰かを、はっきりと示していると言えるでしょう。

 有力候補3人の間には大きな違いがないと言われます。それは大きな間違いです。自民党のひも付きではなく、アベ政治を許さず、改憲に向けての動きをストップできる候補者は1人しかいません。
 君が代の強制に反対して教育への介入を許さず、原発ゼロに向けての歩みを進めることができる候補者は誰でしょうか。政府による沖縄米軍基地の再編・新設などの自治破壊を批判し、横田基地へのオスプレイ配備に抵抗できる候補者は1人だけです。
 ジャーナリスト出身の「ニュースの職人」で、生涯現役の記者として活動してきたからこそ、都民の声に耳を傾けてその声を聴くことができるのです。その抜群のコミュニケーション能力を、ぜひ都政を変えるため生かしていただきたいものです。

 最有力とされている女性候補は政治資金の不正使用や政治資金報告書の不実記載など多くの問題を抱えているにもかかわらず、ほとんど報道されませんでした。またも大新聞などのメディアは疑惑に口をつぐみ、報道を手控えるという誤りを犯しました。
 このような疑惑を抱えたまま都知事になっても、いつまた「政治とカネ」の問題が表面化するか分かりません。たとえ当選しても、そのうち爆発するかもしれない「時限爆弾」を抱えて都庁に入るようなものです。
 これで、4年の任期を全うできるのでしょうか。またもや「政治とカネ」の問題で行き詰まり、50億円もの大金をかけて知事選をやらなければならないなどということになってはたまりません。

 「ストップ・ジ・アベ」に向けての一票を投じ、自民党のひも付きではない都知事を選ぼうではありませんか。これまでと同じような勢力をバックにした人や自民党の中で育ってきた人を知事に選んでも、これまでと変わりない都政が続くだけです。
 これまで政治家でもなく行政職の経験もないジャーナリスト出身だからこそ、これまでとは違った都政を実現することができるのです。都政を刷新して私たちの手に取り戻す絶好のチャンスを、私たちの手で生かそうではありませんか。
 

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7月21日(木) 都知事選での鳥越候補を狙い撃ちにした『週刊文春』の謀略記事 [選挙]

 今日の新聞各紙を見て驚かれた方が沢山おられることでしょう。「鳥越俊太郎都知事候補『女子大生淫行』疑惑 被害女性の夫が怒りの告白!」という見出しが今日発売の『週刊文春』の広告として大きく出ているからです。

 都知事選に立候補している鳥越俊太郎候補を狙い撃ちにした『週刊文春』によるネガティブキャンペーンであることは疑いありません。鳥越候補の当選を恐れる勢力は、ついに許されざる謀略をもって当選を阻止するための暴挙に出たわけです。
 この謀略の発動に対して、鳥越俊太郎「都政を都民の手に取り戻す会」は「週刊文春への抗議について」http://shuntorigoe.com/archives/22という見解を明らかにし、「記事は、『疑惑』が事実であるとは断定せず、一方的な証言と思わせぶりな記述だけで、あたかも『疑惑』が真実であるかのような印象を与えるものとなっている。こうした手法で有権者に事実と異なる印象を与えようとする行為は、明確な選挙妨害であり、公職選挙法 148 条 1 項但書によって禁止される「虚偽の事項を記載し又は事実を歪曲して記載する等表現の自由を濫用して選挙の公正を害」する行為に他ならず、同法 235 条の 2 に規定する罰則の対象にもなりうる行為である。また、刑法 230 条 1 項の名誉棄損罪を構成する。弁護団は、週刊文春に対し、強く抗議する。また、明日にも東京 地検に刑事告訴すべく準備を進めていることを申し添える」という、弁護団の抗議文http://shuntorigoe.com/wp/wp/wp-content/uploads/2016/07/弁護団抗議文.pdfを発表しています。
 また、IWJウェブ速報は「【緊急アップ!】週刊文春の鳥越俊太郎氏スキャンダル報道に様々な疑問点!鳥越陣営は「事実無根」だと名誉毀損と選挙妨害で東京地検に刑事告訴!岩上安身の直撃取材に鳥越氏本人が答えていた「疑惑」の真相とは? 」という記事http://iwj.co.jp/wj/open/archives/319457をアップしています。この問題の経過や背景については、こちらをご覧ください。

 鳥越さんが主張しているように、この『週刊文春』の記事は事実無根でデタラメなものです。つり広告などで誤解を与え、あたかも鳥越さんが「淫行」という犯罪の過去を持っているかのような印象を与えるために巧妙に仕組まれたものにほかなりません。
 百歩譲って記事の言う通りだとしても、岩上さんが指摘されているように「過去に鳥越俊太郎氏が自身の別荘で20歳の女子大生とキスをした、という事案」で、「キスをしたが、セックスには至っていないと書かれている。これは不思議な話で、記事の通りに別荘に2人で行き、キスしたのが事実として、何が問題なのか、ということにな」ります。
 「しかし、タイトルは『女子大生淫行』疑惑、と打たれ、『キスの経験もない20歳の大学生を富士山麓の別荘に誘い込んだ鳥越氏は二人きりになると豹変したという』と長いサブタイトルが添えられてい」ます。

 ここで岩上さんは、2つの疑問を指摘されています。一つは、「学生とはいえ、20歳の成人。条例違反の「淫行」に相当するのか」というものです。「淫行」とは、「18歳未満の青少年が性行為の対象となったときに使われる言葉」ですから、20歳の大学生相手に「淫行」というタイトルは真っ赤な嘘です。
 もう一つは「サブタイトルの語尾が『という』となっていること」で、「女性本人の証言ではなく伝聞」なのです。「その女性の、当時の恋人で、その後結婚し、夫となった男性の証言で記事が構成されている」もので、「文春は当事者の女性の証言を得ていない」ことになります。
 ということで、岩上さんは次のように指摘されています。「そもそもその女性の誕生日パーティーのために、2人だけで別荘に行った事実はあるのか。仮に別荘に行ったのが事実であり、キスをし、それ以上の性行為には至らなかったのも事実だと仮定して、何が問題になるのか。ある弁護士は匿名で『その記事の通りだとしたら、犯罪性はない』と語った」そうです。

 選挙を妨害して当選させないようにするために、根拠の乏しい、伝聞に基づく「疑惑」をあたかも事実であるかのように報じ、もし事実だとしても「犯罪性はない」事案を「淫行」だと決めつけて報じたのが『週刊文春』の記事なのです。このような謀略に負けてはなりません。
 鳥越さんの勝利を勝ち取ることこそ、このような卑劣な謀略への断固とした回答になります。あと10日間、姑息な選挙妨害を蹴散らして都民のための都政とストップ・ジ・アベを実現しようではありませんか。


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