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10月10日(水)  「太田総理」のマニフェスト「テロとは戦いません」 [太田総理]

 小倉の旅は、昨日一日では書ききれませんでした。今日は、その続編です。
 なお、今日という日は、私の個人史にとっては、大変、大きな意味のある日でした。その意味は、いずれ明らかになるはずです。

 さて、日曜日(7日)の午後2時から、北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」で、「平和のための戦争展in北九州」の記念講演を行いました。テーマは、「憲法を変えるよりも活かすために-改憲内閣のジレンマと『活憲』の展望」です。
 このテーマは、安倍首相の辞任以前に伝えたものです。結局、安倍首相は、この「改憲内閣のジレンマ」に押しつぶされたという話をしました。その結果、「『活憲』の展望」はずっと明るく有望なものになったと……。
 会場には、100人ほどの方がみえていたようです。終わってから拙著『活憲』と拙編著『「戦後革新勢力」の源流』のサインセールをやりました。用意した『活憲』は売り切れてしまったようで、ご迷惑をおかけしました。

 行ってみて嬉しかったのは、私を呼び世話をしてくださったのが、以前、全国社研連で私の講演を聴いたことがあるという立命館大学の卒業生だったことです。今は、九州最大規模を誇る民医連関係の病院で働いているといいます。
 彼の生き方を決める上で、私の以前の話は役立ったのでしょうか。もしそうだったとすれば、講演をしてきた私としては、この上ない喜びです。
 私の話は、決して荒野に叫ぶ声ではなかったということになるからです。彼の内なる声は、私の呼びかけに応えてくれたのかもしれません。

 翌8日(月曜日)、6時に起床して小雨の降る中、タクシーとリムジンバスを乗り継いで北九州空港に向かいました。8時20分の飛行機で東京に帰るためです。
 この日の昼から、かつて大原社研の兼任研究員だった方の結婚披露宴がありました。中華料理の披露宴が4時近くに終わったあと、新橋の日本テレビに直行です。
 例によって、「太田光の私が総理大臣になったら……秘書田中」の収録に出るためです。この日のマニフェストは「テロとは戦いません」というものでした。隠れたテーマは、テロ特措法とインド洋での海上自衛隊の給油問題です。

 「テロとは戦いません」というのは、「テロを容認あるいは支持します」ということではありません。政治的な暴力をテロというのであれば、それは誤っており許されるものではないということは、少なくともこの番組に出ていた全員の共通認識だったと言って良いでしょう。
 問題は、だからといって「闘う」、つまり、アメリカ流の「テロとの闘争」「対テロ戦争」が正しいのかという点にあります。それは正しくない、だから日本はそれに荷担するべきではない、というのが「太田総理」のマニフェストの真意であると理解して、私はこれに賛成する側で出演しました。

 このような趣旨がどこまで番組で伝わったか、ご覧になって判断していただくほかはありません。しかし、少なくとも、アメリカが旗を振っている「テロとの戦い」が効果を上げていないことは明らかです。
 「テロリスト」とされている人々の中には、「レジスタンス」とも言うべき抵抗闘争を意図する人々もいるでしょう。アフガンでもイラクでも、何万、何十万もの一般市民が犠牲になっています。
 海上自衛隊による給油活動は、アフガニスタンでの「テロ」をなくす上で何の効果も挙げていません。この燃料が、イラクでの米軍の作戦に流用されている疑いも濃厚です。

 と、ここに書くのは簡単ですが、これまで何度も書いてきたように、番組で発言するのは至難の業です。今回も、言いたいことの半分も言えませんでした。
 でも、反対の側に座っている常連の金さんやケビンさんなどは、心なしか元気のない様子でした。参院選での与党敗北がこんなところにも影響しているのでしょうか。
 それに、アメリカのやっている「テロとの戦い」は成功していません。「対テロ戦争」は、結局、アメリの“敗色濃厚”ということになるのではないでしょうか。

 収録では言いませんでしたが、「テロとの戦い」が“錦の御旗”になっている現状は、誠に憂慮すべきものだと思います。自由のためにテロと戦うはずが、「テロとの戦い」のために自由が脅かされ制限されているという自家撞着に陥ってしまいました。
 イラクの自由のために、アメリカの自由が失われているのです。ブッシュ大統領は、この矛盾に気がついていないでしょう。
 「テロとの戦い」と言ってしまえば、あらゆることが許されるかのようです。そして、そのために軍事力が強化され、急速に軍拡が進んできました。

 この点で、私にとって意外だったのは、反対の席の一番前に猪口邦子先生が座られたことです。自民党の衆院議員ですから当然と言えば当然かもしれませんが、私には納得がいきません。
 というのは、猪口先生がこれまで国際平和のために努力され、軍縮と軍備管理に尽力されてきたことを、私は知っているからです。アメリカの「対テロ戦争」に与することが、軍拡に利用されることになるのか軍縮を進めることになるのか、猪口先生ともあろう方が判断できないわけがありません。
 番組が始まる前、猪口先生とは名刺を交換して言葉を交わす機会がありました。先生ご自身のために、自民党に利用されて晩節を汚すことのないようにしていただきたいと願うばかりです。

 なお、この日収録された番組は、今週の金曜日(12日)か、来週の金曜日(19日)に放映されると思います。いつ放送なのか、聞くのを忘れてしまいました。
 番組欄でお確かめの上、ご笑覧いただければ幸いです。


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