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9月22日(金) 4野党が共闘すれば東京の25選挙区で21議席獲得できるという試算を現実のものに [解散・総選挙]

 これほど評判の悪い解散も珍しいのではないでしょうか。違憲、身勝手、自己都合、保身、逃走、打算などの言葉が飛び交っていますが、どれも今回の解散の問題点を表現するものです。
 一言で言えば、自分とカミさんや友達を守るために国会審議を吹っ飛ばした。これが今回の「アベ暴走解散」の本質です。
 大義なき解散に自民党までもが振り回され、大混乱の中で各党が走り出し、すでに選挙本番の様相となっています。この選挙の結果がどうなるのか、東京の選挙区について注目の予測がネットにアップされました。

 東京の25小選挙区で各党がバラバラで戦った場合には「自民が13選挙区、都民Fが12選挙区で得票数が最も多くなり」ますが、「4党共闘」が成立した場合には「自民は2選挙区、都民Fは5選挙区」にとどまり、「4党共闘」は「18選挙区で得票数が最も多くなる」との予測が示されています。「自民、新党が拮抗。4党共闘実現ならば圧勝! 衆院東京新区割の得票数シミュレーション【第48回衆議院総選挙】」という表題で9月21日午前7時に配信された「選挙ドットコム」による試算です。
 しかも、「自民がトップの14区、17区、都民Fがトップの18区でも、得票差は、わずか100票前後と逆転する可能性も高く、1選挙区あたり、3万~4万票を獲得している共産の集票力は、大変大きいことが明確となりました」と指摘されています。3区で逆転すれば、「4党共闘」は21議席も獲得して圧勝することができるということです。
 この試算は「都民F(若狭新党)」が東京の25選挙区すべてに候補者を擁立することを前提にし、先の都議選の公認候補者50人及び純粋推薦候補者の11人の得票数を合算して、選挙区ごとに算出しています。また、自民、公明、民進、共産、自由、社民、おおさか維新の得票数は16年参院選の比例得票数を使用し、公明票については、自民票にも都民F票にも合算せず、そのままにしてあります。

 単純な足し算とはいえ、この試算は極めて重要なことを教えています。立憲野党4党はバラバラで戦ってはならず、共闘すれば必ず勝てるということです。
 まさに、「活路は共闘にあり」を実証するような試算結果ではありませんか。立憲野党4党はこれを試算にとどめることなく、現実のものにしなければなりません。
 「選挙ドットコム」も「共産の集票力は、大変大きい」と指摘しているように、このような試算になったのは共産党の「集票力」によるものです。実際、先の都議選では「都民F」による突風が吹き荒れたにもかかわらず共産党は善戦健闘し、民進党の5議席に対して19議席も当選させています。東京における「4党共闘」の推進力は共産党であり、共産党抜きに立憲野党が勝利することは不可能です。

 「4党共闘」のためには候補者の一本化が必要ですが、候補者の取り下げなどによる「事実上の一本化」であってはなりません。基本的な政策の合意が必要です。
 2009年に民主党が躍進して与野党逆転を実現し、野党連合政権を実現した時の解散・総選挙では、300小選挙区のうち248の選挙区で共産党が候補者を立てず、民主党に対して事実上アシストする形になりました。今回の総選挙でも、民進党はこのような形での暗黙の協力を期待しているのかもしれません。
 しかし、政策合意抜きの事実上のアシストは政権交代後の民主党の変節を牽制することができず有権者の期待を裏切ることになり、大きな傷を残しました。このような失敗を繰り返さないためには、政権交代後の変節や裏切りを抑止できるだけの明確な政策合意が不可欠です。

 しかもこの間、立憲野党4党は、党首や書記局長・幹事長会談なので合意を積み重ね、2016年6月1日の党首会談では安保法制廃止、アベノミクスや強権政治、憲法改悪に反対する4つの柱での「共同政策」を確認し、通常国会では15本の議員立法を提出したり市民連合との政策協定を結んだりしてきました。今年の6月8日にも、安倍9条改憲反対や総選挙での協力について確認しています。
 前原民進党代表は理念・政策の一致しない政党とは協力できないと言っていますが、別の政党ですから理念が一致しないのは当然としても政策では一致できる点があり、事実、一致してきたではありませんか。今度の総選挙でこのような合意や一致点を踏まえて共闘を組むことは、市民や公党間の約束を守るという信義の点でも、一致点を積み重ねてきたという実績の点でも必要であり可能なことではないでしょうか。
 とりわけ、今回の解散・総選挙での最大の争点は「アベ」であり、安倍首相による暴走の継続と国会・国民無視のやりたい放題をこれ以上許して良いのかが問われています。民進党衆院議員のパーティ―で前原さんは「もう、四の五の言いません。選挙になるようです。政策の議論を戦わせなくてはいけないと思いますが、今回の選挙はただ一点。安倍(晋三)さんの好きにこれ以上させていいのか、だと思います。……こういう人を日本のトップとして居続けさせていいのか、という選挙にしたい。私は政策も国家像も大事だけれども、根底にあるのは怒りです」と述べたそうですが、そのためには市民と野党とがガッチリスクラムを組んで安倍さんを包囲し、自公両党をせん滅する必要があります。

 ようやく、野党4党の幹事長・書記局長らが会談し、小選挙区の候補一本化に向けて努力することが確認されました。民進の大島敦幹事長が「小選挙区なので与党と野党が1対1の形に持ち込むことが望ましい。どうすればそれができるか模索していきたい」と応じています。
 会談後、大島幹事長は「一本化を目指すとまでは言わない。慎重に対応したい」と語り、共産党の小池晃書記局長は「共通政策や相互推薦・相互支援で本気の共闘をする協議を進めたい」と述べ、候補一本化には共通政策などが必要だとの考えを改めて示しています。すでに合意してきた共通政策があるのですから、それを基に「一本化を目指す」ための協議を開始すべきでしょう。

 力を合わせれば勝てるという試算を現実のものとするために、「根底にある怒り」を大切に、「四の五の言わず」直ちに行動を起こしていただきたいものです。しっかりとした本気の野党共闘を実現して、「こんなはずではなかった」と安倍首相を慌てさせホエヅラをかかせるような選挙結果を勝ち取ろうじゃありませんか。

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