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4月3日(月) 大統領の犯罪を弾劾して逮捕した韓国と首相夫妻の疑惑を究明できない日本 [スキャンダル]

 片や、パククネ大統領を罷免して逮捕した韓国。片や、首相夫人だけでなく首相自身に対しても関与していたのではないかという森友学園についての疑惑を究明できない日本。
 どちらの方がましか。三権分立と民主主義がきちんと機能しているのがどちらの方であるかは明らかでしょう。

 韓国の憲法裁判所はパク大統領の罷免を決定し、検察特別捜査本部は罷免された前大統領を収賄などの容疑で逮捕しました。監獄にぶち込まれてしまったというわけです。
 友人らの国政介入に始まった一連の問題は、初めて現職の大統領が罷免され、直後に逮捕され収監されるという異例の事態に至りました。韓国で大統領経験者が逮捕されたのは3人目になります。
 韓国政府は臨時閣議で大統領選の投開票日を5月9日とすることを決めました。世論調査では最大野党「共に民主党」のムンジェイン前代表がリードしています。現在、予備選が行われており、早ければ今日にも「共に民主党」の候補者が決まる見通しです。

 一方の安倍首相夫人ですが、表立った活動を控えて所在不明となっています。3月27日に国会内で開かれたイベント「全国高校生未来会議」の出席を、発起人でもあったのに直前に取りやめ、4月1日に静岡市で予定していた講演会も中止になるなど相次いでキャンセルしました。
 23日までほぼ毎日投稿していたフェイスブックも、森友学園の籠池前理事長に反論したコメント以来、発信がありません。これまでどんなに批判されても発信してきましたから、更新がないのは使うことを禁じられたのではないかと見られています。
 人前から姿を消した昭恵さんは、どこで何をしているのでしょうか。私邸周辺や公邸では目撃されず、千葉県の宗教団体の施設に身を寄せているという情報が飛び交っています。

 森友学園問題に対する昭恵さんの関与についてはもはや否定することができず、夫人付の官邸職員・谷査恵子さんを犠牲にして逃げ延びようという思惑は完全に失敗しました。谷さんが昭恵夫人の代理で「公務」として籠池泰典理事長からの口利き要請に応じていた事実が次々と明らかになっているからです。
 谷さんは2015年11月に籠池理事長宛にファクスを送っていましたが、これには森友学園の定期借地契約について財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長から得た回答などが記載されていました。「陳情を受けて役所に問い合わせる」という典型的な「口利き」です。
 これに対して菅官房長官は「忖度以前のゼロ回答」と答弁しましたが、本当のゼロ回答なら「財務省に問い合わせることはできない」と書いていたはずです。問い合わせても「財務省からは回答がなかった」というのが「ゼロ回答」でしょう。

 しかも、このファクスは首相官邸から発信されていました。谷さんの自宅からではありません。
 それは2015年10月26日付けで籠池さんから谷さんに出した手紙を受けてのものでしたが、そこには「定期借地契約を50年契約にした上で、早く買い取ることができないか」「賃料が高いので半額程度にしてほしい」という趣旨の要望が書かれていました。その後、これらの要求はすべて実現されており、まさに「満額回答」だったのです。
 籠池さんが谷さんにこの手紙を送ることになったのは、「昭恵さんにお電話をいただいた件ですが」「こちらに文書を送ってください」と電話があったからだという証言も出てきました。さらに、谷さん側からも籠池理事長に手紙が送られていたことが明らかになりましたが、このとき谷さんは首相官邸の公用封筒を使い「内閣総理大臣官邸 夫人付 谷査恵子」と明記していたのです。

 これらの事実を突きつけられても、菅官房長官は「谷氏の判断でやったこと」と主張し続けています。何としても昭恵夫人の関与を否定し、守り切ろうということなのでしょう。
 そのためにも、これ以上、余計なことを話したり、発信したりしてほしくないということで、口を閉ざして姿を隠すことになったのでしょう。しかし、このような官邸側の対応は国民のフラストレーションを高めているだけでなく、全責任を押し付けられている谷さんに対する同情を呼び起こし、国家公務員や秘書の不満を強めるなど、新たな問題を引き起こしています。
 早く鎮静化させたいと躍起となっている安倍官邸ですが、見え透いた幕引きを図ろうとすればするほど、泥沼に落ち込んでいくにちがいありません。昭恵夫人など関係者の国会での証人喚問は不可欠です。

 もし、それが不可能であるということであれば、韓国と同様に三権分立をきちんと機能させ、検察の力によって真相を解明する以外にありません。それが民主主義というものではないでしょうか。

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