So-net無料ブログ作成
検索選択

12月30日(水) 2015年の仕事 [日常]

 2015年も間もなく暮れようとしています。今年は、60年、70年に次ぐ15年安保闘争として記憶されることでしょう。

 今年は、安保法制に始まり安保法制に終わろうとしているからです。法律は成立しましたが、それに反対し廃止を求める運動は終わらず、今も継続しています。
 このような時代状況は、私の仕事にも大きく影響しました。そしてそれは今、私の人生をも変えようとしています。
 このような15年安保闘争のうねりがあったからこそ、その共同を無にしたくないと八王子市長選挙への立候補を決意しました。これも15年安保闘争の一環であると言えるかもしれません。

 さて、 例年のように、1年間の仕事をまとめさせていただきたいと思います。今年は、拙著と共著を1冊ずつ、論攷・インタビュー・講演記録などが30本、講演・報告などが58回でした。
 
拙著
・五十嵐仁『対決 安倍政権―暴走阻止のために』学習の友社、2015年

共著
・「『安保闘争』とは」三階康子・寺脇洋子編『外堀の青春―法大「マル研」と安保闘争の仲間たち』桐書房

論攷・インタビュー・講演記録など
・「総選挙で最も議席を増やしたのは共産党だった」『東京革新懇ニュース』第398号、2015年1月5日号
・「革新懇運動への期待と注文」『全国革新懇ニュース』第365号、2014年12月・2015年1月合併号
・「2014年総選挙の結果をどう見るか」『学習の友』No.783、2015年2月号
・「15年春闘の情勢と農協労働組合に求められるもの」全農協連『労農のなかま』No.552、2015年1月号
・「2014年総選挙と今後の展望」東京土建『建設労働のひろば』No.93、2015年1月号
・「首相の対応検討し責任を明らかに」『東京民報』第1875号、2015年2月8日付
・「暴走政治に『反響の法則』―前途多難な安倍政権」『東京民報』第1875号、2015年2月8日付
・「府中革新懇30周年へのお祝いメッセージ」
・「『改革』の失敗がもたらした政治の劣化と右傾化」『学習の友』No.739、2015年3月号
・「総選挙後の情勢と今後の展望」『月刊全労連』No.217、2015年3月号
・「過激派組織『イスラム国』(IS)の人質事件と安倍首相の対応について」『明るい長房』第146号、2015年3月1日付
・「書評:赤堀正成著『戦後民主主義と労働運動』」『大原社会問題研究所雑誌』第677号、2015年3月号
・「安倍政権と対決し打倒するためには力を合わせるしかない」「新たな社会像と人々の連帯・共同を探る 連帯・共同21」のホームページhttp://rentai21.com/?p=2215
・「暴走を阻止する平和運動の課題」『婦民新聞』第1488号、2015年4月10日号
・「安倍政権の戦争立法の内容と問題点」消費税をなくす全国の会が発行する『ノー消費税』第285号、2015年5月
・「戦争立法の全貌を解明する」『東京革新懇ニュース』第402号、2015年5月5日号
・「安倍政権『戦争法制』を問う」『ひろばユニオン』2015年5月号
・「平和な国を次の世代に手渡せるかどうかが問われている」『明るい長房』第149号、2015年6月1日付
・「圧巻の追及 まるで法廷劇―『戦争法案の核心をつく―志位委員長の国会論戦』」『しんぶん赤旗』6月28日付
・「言論抑圧発言 セクハラ都議復帰 国政でも都政でもおごる自民」『東京民報』7月12日号、第1896号
・「『戦争法案』審議で明らかになった共産党議席増の大きな意義」東京の大学人・研究者日本共産党後援会ニュース『波濤』7月13日付
・「怒りを力に 安倍政権を包囲し打倒しよう」『全国革新懇ニュース』第371号、2015.7・8月合併号
・「普通の働き方を実現するために―労働の規制緩和と再規制の課題」女性労働研究会編『女性労働研究―「ふつうの働き方」を諦めない』No.59、青木書店
・「『戦争法案』反対運動で果たすべき科学者としての大きな役割」日本科学者会議『東京支部つうしん』No.574、2015年8月10日号
・「国民のたたかい―それを受け継ぐことが、私たちの務め」労働者教育協会編『学習の友別冊 戦後70年と憲法・民主主義・安保』9月1日発行
・「自民党の変貌―ハトとタカの相克はなぜ終焉したか」岩波書店発行の雑誌『世界』10月号
・「戦争法案とのたたかいと政治変革の展望」『東京革新懇ニュース』第406号、2015年10月5日号、
・「第3次安倍改造内閣―新3本の矢で目くらまし 新「富国強兵」政策を画策」『全国商工新聞』第3189号、10月26日付
・「『民主主義の目覚まし時計』が鳴っている―戦争法案反対で高揚する国民運動をどう見るか」『学習の友』11月号、No.747
・「戦争法案強行採決と国民のたたかい」『治安維持法と現代』2015年秋季号、No.30

 この他、夕刊紙『日刊ゲンダイ』の記事内でのコメントが40回ほど掲載されました。皆さんの目にとまることがあったかも知れません。

講演・報告など
・1月5日:埼商連新春決起集会「総選挙の結果と2015年の展望」
・1月11日:川崎区新春の集い「総選挙の結果と一斉地方選挙の意義」
・1月23日:東京土建支部書記長・主任書記合同会議「総選挙の結果とこれからのたたかい」
・1月31日:憲法共同センター八王子「どう見る総選挙の結果―安倍政権の「逆走」と国民的共同」
・2月11日:婦人民主クラブ都庁支部「安倍政権の行方と平和運動の課題」
・2月14日:葛飾教職員9条の会                         「日本を「戦争する国」にさせない―集団的自衛権と私たちのたたかい」
・2月17日:世田谷革新懇「安倍暴走とどうたたかうか」
・2月22日:東久留米革新懇                               「”オール沖縄”の大同団結から何を学ぶか―いま、日本の政治を変えるチャンス」
・2月23日:9条の会東京連絡会「戦後70年、安倍政権の「逆走」を阻止するために」
・2月28日:小金井市日本共産党後援会総会「安倍政権の危険性と今後の政治情勢」
・3月1日:千葉民医連管理者研修「安倍政権をどうみるのか、どうたたかうのか」
・3月12日:新婦人元八王子「戦争法案の内容と問題点」
・3月26日:足立憲法学習会「対決安倍政権―暴走阻止のために」
・3月29日:東村山9条の会「集団的自衛権行使容認と日本国憲法」
・4月6日:消費税をなくす全国の会「「戦争立法」の内容と問題点」
・4月6日:東京革新懇学習会「戦争立法の全貌を解明する―「海外で戦争する国」にしないために」
・4月8日:江戸川特定秘密保護法廃止を求める江戸川の会学習会            「安倍政権の本質を解明する―戦争する国づくりから9条を守るたたかいへ」
・5月3日:平和憲法施行68周年記念石川県民集会「集団的自衛権と憲法9条―「戦争する国づくり」に抗して」
・5月9日:北那須革新懇「対決 安倍政権―「戦争立法」を阻止するために」
・5月10日:全司法中央労働学校「憲法・政治をとりまく情勢と労働運動の役割」
・5月15日:狭山市埼玉県退職教職員九条の会「安倍政権がめざす「この道」とは何か―海外で「戦争する国」にしないために」
・5月23日:あいおい損保職場革新懇「安倍政権の新たな逆走!―雇用・労働時間の規制緩和と革新懇の役割」
・5月24日:府中革新懇年次総会                            「「戦争立法」を許さない」
・5月29日:三多摩高齢期運動連絡会                           「憲法をめぐる情勢とたたかいの課題」
・5月30日:東京労働学校労働組合教室「労働分野における新たな攻勢―労働の規制緩和による収奪の強化」
・5月31 日:諏訪安倍安保法制の中身を知る緊急学習会(諏訪):「日本がどうなるの? どこ行っちゃうの!」
・6月6日:三多摩革新懇 安倍暴走内閣と政治革新の展望
・7月7日:自交総連夏季研究集会「安倍政権―暴走阻止のために」
・7月9日:大東学園9条の会「戦争法案の正体」
・7月10日:北九条の会学習・講演会「海外で戦争する国」にしないために―「戦争立法」と安倍政権」
・7月18日:千葉革新懇「安倍政権の暴走と国民のたたかい 戦争法案廃案に向けて」
・7月20日:調布九条の会「憲法ひろば」「「戦争法制」をめぐる政治と政党」
・8月2日:東村山・美住九条の会「「戦争法案」の概略・問題点と今後の展望」
・8月9日:中島富雄賞授賞式「人間が大切にされる社会をめざして」
・8月22日:神奈川県革新懇「安倍首相の歴史認識と戦争法案阻止のたたかい」
・8月29日:横川町住宅講演会「安倍内閣の暴走と「戦争法案」阻止のたたかい」
・8月30日:神奈川土建2015年秋の組織活動者会議「情勢の特徴と建設労働組合の課題」
・9月5日:贅沢な勉強会ふなばし「対決 安倍政権―秋の陣」
・9月9日:国民大運動北海道実行委員会定期総会「対決!安倍政権―戦争法案廃案!安倍政権退陣へ」
・9月19日:三多摩革新懇「戦争法案をめぐる今とこれから」
・9月26日:東京革新懇世話人・学習交流会「戦争法案とのたたかいと政治変革の展望」
・10月3日:活かそう憲法・市原連絡会、姉ヶ崎九条の会、五井九条の会、国分寺台九条の会「憲法9条とこれからの日本」
・10月10日:「九条の会」群馬ネットワーク「憲法を守り活かすために―運動の到達点と今後の課題」
・10月15日:私学9条の会・東京「戦争法案反対のたたかいと安倍政権」
・10月17日:全農協労連全国学習交流会「安倍政権の暴走政治に対抗する労働組合運動の課題と役割」
・11月8日:首都圏交運共闘会議「戦争法廃止に向けて国民連合政府の樹立を」
・11月14日:法政大学Ⅱ部九条の会「戦争法廃止と国民連合政府樹立に向けて」
・11月15日:宮前田園革新懇「安倍暴走によって生じた国民共闘の可能性をさぐる」
・11月17日:江東革新懇「戦争法廃止・国民連合政府の実現に向けて」
・11月27日:東京革新懇シンポジウム(コーディネイター・司会)
・11月28日:井の頭線沿線9条の会・永福「戦争法廃棄に向けて私たちにできること―どうする日本の平和」
・12月5日:茅ヶ崎革新懇冬の政治教養講座「戦争法とのたたかいと政治変革の展望」
・12月6日:横山南九条の会「戦争法案反対運動の到達点と廃止への道すじ」
・12月7日:川崎戦争法(安保法制)の廃止をめざす川崎区の会「戦争法廃止のたたかいと展望」
・12月8日:山梨県民のつどい「「民主主義の目覚まし時計」が鳴っている―戦争法反対運動の到達点と展望」
・12月13日:はむら9条の会「戦争法の廃止、憲法九条を守る展望―戦争法案反対の闘いを踏まえて」
・12月15日:平和を守る税理士9条の会「戦争法の成立とこれからの課題」
・12月20日:立川革新懇「民主主義の目覚まし時計」が鳴っている―戦争法反対運動の到達点と今後の課題」

 今年の更新はこれで終了とさせていただきます。今年、1年間のご愛読に感謝いたします。ありがとうございました。
 来年も引き続きご愛読のほど、お願い申し上げます。来るべき新たな年が、皆様にとって良い年でありますように……。
 それでは、良いお年を!!

nice!(1)  トラックバック(0) 

12月28日(月) まるでスターにでもなった感じだけれど居心地の悪さに耐えてきた [選挙]

 今日もあわただしい一日でした。世間は「仕事納め」ですが、私の仕事は「納め」るどころか、まだ始まったばかりです。

 午前中、「いがらし仁さんを応援する八王子学術文化の会」の立ち上げに加わって、関係者の皆さんと懇談しました。八王子在住の方を中心に、大学人だけでなく学術や文化にかかわる幅広い人に呼び掛けてくださるそうです。
 八王子には多くの大学があり、若者が居住しています。しかし、石森市政の下ではこの潜在力が十分に生かされていません。
 選挙だけでなく、それが終わってからもご協力のほどよろしくとあいさつしました。選挙で応援していただくだけでなく、八王子の町づくりにも積極的に関わっていただき、お知恵を拝借したいと考えているからです。

 午後は、選挙やホームページなどで使用する写真の撮影がありました。何人もの女性が世話をして、洋服をとっかえひっかえ着替えました。
 顔の向きやポーズにもたくさんの注文が出ました。まるでスターにでもなった感じでしたが、何となく居心地の悪さを味わったものです。
 しかし、皆さんがこんなに集まってくださってマフラーのしわにまで気を配ってもらえるなど、めったにあるものではありません。じっと耐えて、注文通りに笑ったりポーズを決めたりしてきました。

 昨日は、突然、事務所に大学時代の後輩が現れました。カンパのお金を持ってきてくれたそうです。
 今日も、高校時代の友人が一時間半もかけて選挙事務所に現れました。丁度、選挙用のポスターを撮影している最中でしたので、興味深そうに見物して帰っていきました。
 このような形で、友人が応援に駆けつけてくれるというのは、誠に嬉しい限りです。八王子市長選挙に立候補したおかげで、古い友人や知人にも会えて久闊を叙することができたというわけです。

 このような形で、応援の輪が広がってきています。これから応援しようという方に三つのお願いがあります。

 一つは、居住地域や階層別、職場別などで、勝手連を作っていただきたいということです。いがらし仁を応援する○○団地勝手連とか○○大学勝手連などのような形で、応援のための組織づくりをやっていただければ嬉しいです。新組織を立ち上げた場合には、その旨を選挙事務所まで伝えていただければ助かります。

 第2に、選挙のための資金カンパのお願いです。ボランティアなどに依拠し、なるべくお金のかからない選挙を目指していますが、それでもお金はかかりますので、「ご寄付のお願い」http://www.project-8.com/donation.htmlに従って振り込んでいただければ幸いです。

 第3に、ホームページに掲載するメッセージをできるだけ多くの方にお寄せいただきたいと思います。紙媒体の場合にはスペースに限りがありますが、ホームページの場合には制約がありませんから、いくらでも掲載することができますので、ホームページの「応援の声」http://www.project-8.com/ouen.htmlを参考にしてお寄せいただければ幸いです。

 選挙戦は始まったばかりです。私も初体験ですので、分からないことばかりです。
 よちよち歩きを始めたばかりですが、本番で戦えるように急成長することが求められています。
 皆さんのご支援をお願いできれば嬉しい限りです。年末年始も活動を続けますので、よろしくお願いいたします。


nice!(1)  トラックバック(0) 

12月27日(日) 八王子市長選挙に向けていがらし仁選対の事務所開きが行われた [選挙]

 今日、いがらし仁選対の事務所開きが行われました。150人ほどの方が見えられました。ありがとうございました。
 「いがらし」とひらがなで書かれるのは、ちょっと違和感があります。五十嵐と漢字で書くのは難しいかもしれないというのです。
 そんなに難しい漢字なのかなーという感じなのですが、平仮名の方が読みやすいというのは、その通りです。というわけで「いがらし」ですから、よろしくお願いいたします。

 選挙に出ると、良いこともあります。日ごろご無沙汰している方や長い間お目にかかっていなかった方が、突然、応援に見えることです。
 私が立候補したことを知って、遠くからも応援に駆けつけてくださいます。突然、昔の知人や友人が目の前に現れる瞬間は、何といったら良いのでしょうか。
 嬉しさと懐かしさとがない交ぜになり、選挙の応援に来てもらった有難さもあって、顔を合わせた瞬間に泣きたくなります。本当に、有難いというほかありません。

 これからも、多くの出会いがあることでしょう。これまで何かと結びつきのあった皆さんが、選挙の応援に来て下さると仰ってくださっています。
 私の人生の終わり間近での祝祭の日々が始まろうとしています。神輿となって担がれる祭りの始まりです。
 どうせなら、楽しくにぎにぎしく派手に盛り上げたいと思います。この祝祭の日々の中で、どのような出会いがあるのか、今からも楽しみです。

 明るい冬の日の下での旅立ちのセレモニーでした。選挙事務所はJR八王子駅から歩いて10分もかかりません。
 ふらりと立ち寄っていただければ幸いです。そこには、新たな出会いが待っているかもしれません。
 でも、私はいつでもいるというわけではありませんが……。

nice!(1)  トラックバック(0) 

12月26日(土) 八王子市長選挙に向けて新しいホームページが立ち上がった [選挙]

 八王子市長選挙に向けて、新しいホームページが立ち上がりました。ホームページのURLはhttp://www.project-8.com/です。

 今回の八王子での選挙は、ネット選挙が解禁されてから初めての市長選挙になります。この新しい条件を有効に活用するためのホームページの開設です。
 どんどん、アクセスしていただければ幸いです。ご感想やご意見もお寄せください。

 これまでの市長選挙の投票率は30%台で極めて低いものでした。とりわけ、将来の八王子を背負っていくべき若い人が投票所に足を運ばないという傾向があります。
 今回も、市長選挙があること自体、十分に知られていません。これでは困ります。
 このような状況を打開し、若者の投票率を向上させるためにも、ネットでの広報に力を入れることが重要になります。ということで、ホームページを開設しました。

 1月24日に市長選挙あることを、周りの方にも教えてあげてください。投票に行くように、働きかけてください。
 そのための材料として、このホームページを活用してください。これからも内容を充実させていきますので、どんどんアクセスしていただければ幸いです。

 なお、すでに告知しましたように、明日12月27日(日)午後2時から、事務所開きを行います。お近くの方に来ていただければ幸いです。
 選挙事務所は、JR八王子駅北口からまっすぐ甲州街道(国道20号)方面に進んで、国道20号との交差点の右前方の角のビルの2階です。一階が住宅展示場になっていますので、すぐ分かると思いますが、この場所についてもホームページに地図が出ていますのでご覧ください。


nice!(0)  トラックバック(0) 

12月25日(金) 八王子市長選挙での立候補に向けて記者の取材を受けた [選挙]

 昨日、選挙事務所で新聞各社の取材を受けました。これは選挙につきものの「側面取材」というものだそうです。
 取材には、幹事社の産経新聞をはじめ、朝日新聞、東京新聞、毎日新聞、読売新聞の記者が出席しました。主として、政策よりも人柄や人物像、経歴などへの取材です。

 改めて、出馬の動機について聞かれました。私は、日本や八王子の現状と選挙のタイミングが大きいということを強調しました。
 まず、平和と民主主義、立憲主義が危機に瀕しているという日本全体の大状況があります。私にできる形で、何とかこれにストップをかけたいというのが、最大の動機です。
 しかも、このような危機を生み出しているアベ政治の暴走を支えているのが、萩生田内閣官房副長官です。ここ八王子はその萩生田さんの地元で、一騎打ちの相手である石森現市長はその子分です。

 来年夏には注目の参院選が予定されており、衆院選との同日選挙もうわさされています。2016年の冒頭、1月24日投票の八王子市市長選挙は、「選挙の年」の前哨戦となるようなタイミングで実施されます。
 同じ日に実施される沖縄の宜野湾市長選挙と足並みをそろえ、日本の西と東で勝利することができれば、その後の選挙にも大きな影響を及ぼすことができるにちがいありません。
 市長選挙ですから、地方の選挙です。しかし、その対決構図やタイミングからして、全国的な意義を有する選挙になりました。

 その重要性や意義について、政治学者である私としては十分すぎるほど分かっています。しかも、ここ八王子では、ノーウォー八王子アクションなどの安保法制反対運動や高尾山の自然を守る環境保護運動などが多彩に展開されてきました。
 そのような運動を支えてきた市民の皆さんからの要請です。このような広範な市民団体の共同の力をさらに発展させるために役立ちたいと考えました。
 もちろん、「第2の故郷」である八王子には大きな潜在力と可能性があります。それを余すことなく引き出し、開発行政主体ではない、福祉とくらしに重点を置いた市政に転換していきたいと話しました。

 この記者会見の後、喉を傷めるといけないということで、予防のために耳鼻咽喉科に連れて行っていただきました。代表委員の橋本さんのおなじみだそうですが、驚きました。
 私が良く知っている「牛若丸」という料理屋の真向かいだったのです。ここで喉のケアをして薬をもらいました。
 待ち時間の間、近くのお店などにあいさつ回りをしようということになり、何軒か回りました。高尾駅周辺では再開発に向けて工事の準備が進んでいますが、この工事を請け負っているのが「黒須建設」で、前市長の黒須さんの親族が経営する会社です。

 高尾駅前のお店では、道路拡幅のために店先を5メートル引っ込めるように求められているそうです。ここに80年も住んでいるのに、突然、「決まったから代替地に行け」と言われても困ると仰っていました。 
 渋ったら、「自分は地上げのプロだ」と凄んだと言います。市役所の職員が、ですよ。
 職員が「地上げのプロ」になってしまうほどに、開発行政がなされているということなのでしょうか。石森市政の問題点の一端を垣間見たような気がしたものです。 

 このような市民の声をよく聞き、それを掬い上げて丁寧に合意を形成することが必要でしょう。結論ありきで居丈高に開発計画を受け入れさせるようなやり方だけはとるまいと、そう心に決めた瞬間でした。

 なお、明後日の12月27日(日)午後2時から、事務所開きを行います。お近くの方に来ていただければ幸いです。
 選挙事務所は、JR八王子駅北口からまっすぐ甲州街道(国道20号)方面に進んで、国道20号との交差点の右前方の角のビルの2階です。一階が住宅展示場になっていますので、すぐに分かると思います。

nice!(0)  トラックバック(0) 

12月24日(木) 八王子市長選挙に向けて事実上の「第一声」 を挙げた [選挙]

 昨日、八王子市長選挙に向けての事実上の「第一声」を挙げました。南大沢では70人、八王子駅北口では200人の方が参加してくださいました。
 南大沢は、私が初めて八王子に足を踏み入れた思い出の地です。そこで市長選挙に向けての第一歩を踏み出したというわけで、感慨深いものがありました。

 あいにくの冷たい雨の中、1時間の間、じっと立って話を聞いていただきました。有難いことです。
 おいでいただいた方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 演説が終わってから、握手をしているとき、「私が分かりますか」と声をかけられました。最初は分かりませんでしたが、名乗られて初めて思い出しました。

 17軒しかない故郷・旧頚城村の集落「下米岡」で、1学年下の遊び友達だった女性です。ご主人も紹介されました。
 一緒に、わざわざ私の話を聞きに来てくれたというわけです。驚きました。
 同時に感激もし、励まされました。このような出会いがあるとは、考えてもいませんでしたから。

 なお、昨日行った街頭演説は、次の通りです。そのままというわけではありませんが、演説に備えて準備した予定原稿をアップさせていただきます。

 私は12月18日の記者会見で、1月24日実施の八王子市長選挙への出馬を表明しました。皆さんは驚かれたことだと思いますが、私としても青天の霹靂であり、びっくりポンであります。
 しかし、広範な市民からの要請を受け、それを受諾することを決断いたしました。政治学の講義で、選挙とは「出たい人より出したい人」を候補とするべきだと話してきた私としては、その「出したい人」が私だということであれば、拒むわけにはいきません。
 逃げてはならない、と思いました。出てくれと頼まれて逃げるのは、私の流儀でもありません。ひと肌もふた肌も脱いで、火中の栗を拾う覚悟です。

 私が立候補を決断した理由は、主に2つあります。その第一は、安倍暴走政治をストップさせたいということです。
 八王子は安倍首相の側近として知られる萩生田光一内閣官房副長官の地元です。石森市長はその子分ですから、落選させれば萩生田さんにとって大きな痛手となることでしょう。安倍首相にも一泡吹かせることができます。
 同じ1月17日告示、24日投票で沖縄の宜野湾市長選挙実施されますが、ぜひ西と東で勝利したい。それは、参院選に向けての跳躍台となるにちがいありません。
 今の日本は、平和と民主主義、立憲主義が危機に陥っている危急存亡の時です。このような時、日本が壊れていくのを座視しているわけにはいきません。
 「義を見てせざるは勇なきなり」という言葉があります。私の故郷・越後の英雄である上杉謙信は「義の人」でした。私もそうありたいと願っています。

 立候補を決断した第二の理由は八王子が「第二の故郷」だということです。その役に立ちたいという強い思いがあります。
 約30数年前、南大沢に引っ越してきました、その後、平山城址公園、北野、長房と移り住み、八王子での居住は故郷の新潟よりも長くなりました。
 職場であった大原社会問題研究所は法政大学多摩キャンパスにあり、そこは八王子市と町田市にまたがっています。母校の都立大学は「首都大学東京」と名前を変えて南大沢にやって来ました
 下の娘は北野で生まれ、八王子で育ちました。このような縁からしても、八王子のためにこれからの人生を捧げるのは「天命」であり、その「天命」に従いたいと考えた次第です。

 これからの選挙戦では、主として三つのことを訴えたいと思います。第一に、あらゆる「災い」から市民の平和、くらし、環境を守る市政への転換、第二に、「攻めと破壊のまちづくり」から、福祉と緑のまちづくりへの転換、第三に、トップダウンではなくボトムアップによる共同と対話の町づくりへの転換です。

 第一は、あらゆる「災い」から市民の平和、くらし、環境を守る市政への転換です。「防災都市」は石森市長も掲げていますが、これは自然災害だけを対象としたものです。しかし、命とくらしを脅かす「災い」は、それだけに限られません。
 戦争か平和かという問題も重要です。八王子空襲には多くの市民が巻き込まれた過去があります。テロの脅威も高まっています。市長として安保法制に反対するのは当然であり、その廃止を求めます。
 消費税10%では業者はやっていけません。営業とくらしを守るために再増税に反対するのも当然でしょう。偽りの軽減税率ではなく、10%への再増税を中止するべきです。
 TPPが結ばれれば安くていかがわしい食料品が流入してきます。小零細・兼業農家は壊滅し、農村のコミュニティは崩壊します。それを防ぐためには、農業振興だけでなく農家に対する支援が必要です。
 沖縄米軍基地も八王子の市民生活と無縁ではありません。近接する横田にオスプレイが訓練飛行でやってきます。沖縄に基地があるからこその飛来です。地元自治体が強く反対している辺野古新基地建設の強硬は、自治の破壊であり、地方自治体の首長としては見過ごすことのできない問題です。
 原発についても、もし事故が起きれば放射能は漂っきます。高濃度放射能廃棄物を処理する展望も示されていません。市民の安全を脅かす原発再稼動に反対し、再生エネルギーを中心とした循環型経済への転換を図っていきます。
 平和、安全、安心は市民生活の土台であり岩盤にほかなりません。ここに「杭」がとどかない市政は違法建築のマンションのようなものです。市民の力で取り払い、岩盤にガッチリとした「杭」を打ち込んで市政を立て直そうではありませんか。
 
 第二は「攻めと破壊のまちづくり」から、福祉と緑のまちづくりへの転換という問題です。石森市長は「攻めのまちづくり」をスローガンにしていますが、「攻め」は右肩上がりの時代のもので、開発行政主体のまちづくりは時代遅れです。
 経済社会環境は大きく変化し、少子・超高齢化が進んで「イケイケどんどん」という時代は終わりました。これからは「量の拡大」ではなく、「質の充実」が求められています。
 鉄とコンクリートの町づくりにおさらばしなければなりません。鳥も通わぬ緑も芽吹かない「石の森」を「五十の嵐」で吹き飛ばし、福祉と緑の町にかえようではありませんか。
 とはいえ、石森市政の全てを否定するわけではありません。市民のためになる施策を継承するのは当然のことです。
 問題は優先順位にあります。限られた財源をどう効果的に生かしていくかということが問われています。私は、子ども、若者、女性、お年寄りのために使いたい。弱者優先の市政に順位を変えていく。命とくらし優先の温かい市政にしていきたいと思っています。
 先日の新聞にティッシュの味は甘いという記事が出ていました。このようなティッシュの味が分かる子どもを八王子で生んではなりません。夏休みが終われば痩せる子供がいると言います。しかし、給食が十分に行き渡っていない八王子はずっと夏休みのようなものではありませんか。
 また、八王子の特徴を生かした町づくりということも必要です。八王子は首都東京の郊外にあり、都市型社会と農村型社会が入り混じっているという特徴があります。商業と農業の連携、緑を生かした環境整備などを通じて、生活しやすい、定住したくなるような住環境を生み出していくことも重要な課題だと思います。

 第三に、トップダウンではなくボトムアップによる対話と共同の町づくりへの転換です。どのような政策を掲げるかは重要ですが、それをどのように実行するかということも大切です。対話を通じた合意形成こそが、運営手法の基本とされなければなりません。
 自治には二つの面があります、団体自治と住民自治です。この両方を強めていくことが必要です。
八王子は中核市になりましたが、これは団体自治の強化という側面に当たります。こうして強められた自治体権限を、市民のために活用することが必要です。
 また、住民自治の強化のためにはボトムアップが重要になります。これからの市政には市民と共に街づくりを進めるという姿勢が求められます。
 もう一つ重要なのは、市内部でのボトムアップです。職員との共同と対話にも留意し、衆知を集めてより良い市政に転換していきたいと思います。八王子には潜在力があり多くの可能性があります。職員とともに、それを最大限発揮できるような環境づくりに力を尽くすつもりです。
 現職は何でも分かっていると勘違いしやすいものです。周りの声に十分耳を傾けないという弊害が生まれます。新人の私にとって、このような勘違いは無縁で周りの声に十分耳を傾けなければやっていけません。これが新人としてのメリットであり、強みだと思います。この「強み」を活かして対話と共同の町づくりを進めていく所存です。

 私の名前は仁と書きます。仁とは「人をいつくしむ心」のことであり、それは政治の目的でもあります。
 「仁の政治」を掲げ、安倍暴走政治のストップ、夢と希望に満ちた緑の学園都市・八王子を実現するために、皆さんと共に力を合わせて勝利をめざしたい。その決意を表明して出馬のごあいさつに代えさせていただきます。

 実際の演説は以下の通りですので、ご覧いただければ幸いです。予定原稿通りに話すのは、なかなか難しいものです。
 かなり変わってしまいました。端折ったところも多々あります。

五十嵐仁を囲む街角市民集会 2015.12.23
https://youtu.be/ux0omxxTiD8

https://twitter.com/I_hate_camp/status/679692882828111873


nice!(0)  トラックバック(0) 

12月23日(水) 安倍暴走政治ストップに向けて「出陣」の時がきた [選挙]

 八王子市長選挙への立候補は縁(えにし)に導かれた「天命」だったのかもしれないと、20日付のブログに書きました。立候補を受け入れた理由は、もちろん、それだけではありません。
 安倍暴走政治をストップするという大きな目的もあります。私は『対決 安倍政権―暴走阻止のために』(学習の友社)という本を書いていますが、今回の立候補はまさにそのための実践という意味もあります。

 八王子は、安倍首相の側近として知られる萩生田光一内閣官房副長官の地元です。石森現市長はこの萩生田さんの子分でもあります。
 その石森市長を落選させることができれば、萩生田さんにとって大きな痛手となるにちがいありません。安倍首相に対しても一泡吹かせることができると思います。
 石森さんとは一騎打ちですので、安保法制が成立した後の初の本格的な首都決戦であり、参院選の前哨戦にもなります。西の宜野湾市長選挙と手を携えて東の八王子で勝利することができれば、2016年の政治戦に向けての進軍ラッパとなることでしょう。

 市長選挙は地方選挙ですから、主たる争点は市政のあり方であり、その行く末です。しかし、実施されるタイミングやテーマ、対決の構図などによっては全国的な意義を帯びることがあります。
 今回、1月17日告示、24日投票という、全く同じ日程で実施される沖縄の宜野湾市長選挙と、ここ八王子での市長選挙は、まさにそのような全国的意義を持った選挙になりました。
 この選挙で、何としても勝ちたいと思います。その「出陣」の時がやってきました。

 本日、午後1時から、京王多摩線南大沢駅で事実上の「第一声」を挙げます。午後3時からはJR中央線八王子駅北口で街頭演説を行います。
 八王子市長選挙勝利に向けての事実上の市民集会として実施しますので、たくさんの方においでいただければ幸いです。安倍暴走政治の阻止、「アベ政治を許さない」、ストップ・ジ・アベに向けての進撃を、八王子から開始しましょう。

nice!(0)  トラックバック(0) 

12月20日(日) 八王子市長選挙への立候補は「天命」だったのかもしれない [選挙]

 当初は「青天の霹靂」だと思いました。八王子市長選挙への立候補の要請とその受諾についてです。
 しかし、色々と思い返してみれば、それにはある種の「必然」があり、私にとっては「天命」であったのかもしれません。今は、そう思っています。

 私は新潟県中頸城郡頚城村(現・上越市頸城区)という農村で専業農家の長男として生まれました。直江津高校を卒業後、18歳の時に故郷を離れて上京し、東京都立大学に入学します。
 大学卒業後、法政大学大学院に進み、そこを修了しました。以後、大学の付置研究所であった大原社会問題研究所の兼任研究員、専任研究員(助教授)、教授とキャリアを重ねることになります。
 その職場であった大原社研は、市ヶ谷キャンパスから多摩キャンパスに移ります。そこは、町田市と八王子市にまたがっていました。

 しかし、私と八王子との縁はこれが最初ではありませんでした。研究所が多摩キャンパスに移転する前に、私は南大沢に移り住んでいたからです。
 「いずれ駅ができる」と不動産屋に言われましたが、まだ京王線は延伸されておらず、南大沢駅もありませんでした。バスや自転車で多摩センター駅まで行き、そこから京王線と地下鉄を乗り継いで市ヶ谷駅まで通ったものです。
 その後、研究所が多摩キャンパスに移ってきましたので、私も北野に引っ越しました。さらに、今住んでいる長房に移ったわけですが、それからもう23年ほどになります。

 八王子での居住歴は累計で約30年間にもなっています。故郷で育った18年を大きく上回りました。
 これだけ長く住んでいれば、愛着も沸きます。しかも、自宅は南浅川の近くにあり、緑豊かで、春には桜、秋にはイチョウが美しく色づき、周辺の遊歩道や陵南公園、武蔵野陵の周辺などはウォーキングを趣味としている私の散歩道です。
 北野で生まれた下の娘は長房で育ち、横山第二小学校や横山中学を卒業しました。私にとっては「第二の故郷」ですが、娘にとっては「故郷」そのものです。

 この「故郷」のために役立ちたい、自分にできることであればどんなことでもしたいと思うのは自然な感情でしょう。「立候補してほしい」という要請があったとき、このような感情が私の心の中にフツフツと湧き上がってくるのを感じました。
 職場があった法政大学多摩キャンパスの一部は八王子市で、最寄り駅はめじろ台や西八王子です。母校の都立大学まで、「首都大学東京」と名前を変えて南大沢に移ってきました。
 「何かと縁があったんだなー」と思い至ったというわけです。今回の市長選挙へのチャレンジも、このような縁(えにし)に導かれた結果だったかもしれず、そこに「天命」を感じました。

 この「天命」に従い、可能な限り、力を尽くすつもりです。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、今はまさにそのような心境です。
 なお、12月23日(水)に、事実上の「第一声」を行う予定です。京王線の南大沢駅前で午後1時から、JRの八王子駅北口で午後3時から実施しますので、近くの方においでいただければ幸いです。

nice!(1)  トラックバック(0) 

12月18日(金) 「ストップ・ジ・アベ」に向けて進撃を開始する―八王子市長選挙への立候補に当たって [選挙]

 今日、記者会見を行って、八王子市長選挙への立候補を表明しました。安保法制(戦争法)廃止を掲げ、「ストップ・ジ・アベ」に向けての進撃を開始することになりました。
 沖縄の宜野湾市長選挙と同じで、告示は来年の1月17日、投票は1月24日です。沖縄のたたかいと呼応しながら、ともに勝利をつかみ取りたいと思います。

 それにしても、「びっくりポン」です。このような形で市長選挙に立候補するとは、夢にも思いませんでした。
 この間の戦争法案反対運動の中で、八王子ではノーウォー八王子アクションという共同の取り組みが広がりました。その中心メンバーからの立候補要請を受けたというわけです。
 このような共同の枠組みを生かしながら、それを基盤として市政の転換を図ることができれば良いのだが、と私も考えていました。それにふさわしい候補者がいれば、率先して説得に当たろうとも。

 ところが、その「ふさわしい候補者」とは、この私であると言うのです。突然のことでもあり、大いにためらいましたが、よくよく考えればそうかもしれないと思うにいたりました。
 その必要性を理解する私は、ためらう私を説得するはめに陥ったというわけです。人生には、火傷覚悟で火中の栗を拾わなければならないときがあるのではないかと。
 安倍暴走政治の下で、平和が脅かされ、立憲主義が揺らぎ、民主主義が壊されようとしているのが、今の世の中です。この緊急非常の今こそ、身を挺して立ち上がるべきときではないかと。

 安倍政治の暴走にストップをかけ、戦争法廃止を掲げて発展してきた共同の枠組みを広げ、八王子の持つ潜在力と可能性を汲み尽くしたいと思います。この共同の力があれば、政治の流れを変えることができると確信しています。
 そのためには、安倍首相やその側近である萩生田光一官房副長官につながる石森現市長を倒さなければなりません。もし、同じ日に投票される沖縄の宜野湾市長選挙と足並みをそろえて八王子で勝利することができれば、参院選に向けての共同の発展にとっても巨大な励ましとなることでしょう。
 地方選挙ではありますが、タイミングといい争点といい、全国的な意味のある重要な選挙になりました。それが十分すぎるほど分かっている私としては、他に選択の余地はありませんでした。

 今回の市長選挙の第1の意義は、安倍首相の暴走にストップをかけることです。ここ八王子で「安倍政治を許さない」という烽火を上げ、首相官邸に向け、全国に先駆けて進軍を開始する決意です。
 平和と安全、安心は市民生活の基盤をなすもので、地方自治体と言えども無縁ではありません。戦争になれば市民生活は破壊され、自治体は協力を迫られます。
 自然災害に対する「防災」だけでなく、戦争や放射能被害、TPPや消費税の10%への再増税など、市民を脅かすあらゆる災(わざわい)からくらしと命を守ることこそ本当の「防災」であり、市長としての最低限の務めではないでしょうか。戦争への反対を表明し、安保法制(戦争法)の廃止を目指すのは当然のことであると考えています。

 第2の意義は、この安倍政治に追随している石森市政の転換を図ることです。石森市長は「攻めのまちづくり」を掲げて大型開発に重点を置いた市政を続けてきました。
 少子化・超高齢社会化など社会経済状況の変化によって、量の拡大ではなく質の充実こそ目指すべき目標となっています。「攻めと破壊のまちづくり」ではなく、「平和とくらし、豊かな自然環境を守る町づくり」をめざし、中核市としての可能性と潜在力を汲みつくして緑あふれる学園都市を実現したいと思います。
 石森市政の全てを否定するつもりはありませんが、平和と安全、暮らしと福祉、文化と教育、緑と環境保全を優先するという点では、大きな限界がありました。市民の利益になる施策は受け継ぎつつも、トップダウンではなくボトムアップで市民や職員の皆さんと力を合わせ、対話と共同によって市政の限界と停滞を打破したいと考えています。

 私は右目が見えません。早期退職を選択したのは、残された左目に不安があったからです。当選して市長となり現役に復帰すれば、これまで以上に負担をかけることになるかもしれません。
 しかし、残された左目の光が失われることになったとしても、30年住み続けてきた第2の故郷、この八王子のために残りの人生を捧げる決意を固めました。皆様の厚いご支援をお願いいたします。

nice!(1)  トラックバック(0) 

12月15日(火) 国民のたたかい―それを受け継ぐことが、私たちの務め(その4) [論攷]

〔以下の論攷は、学習の友別冊『戦後70年と憲法・民主主義・安保』に掲載されたものです。4回に分けてアップさせていただきます。〕

四、人間らしい生活と労働を求めて

 文化的生存権と朝日訴訟

 憲法第25条は前段で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とし、後段で「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と定めています。前段は文化的生存権という国民の権利の保障であり、後段はそのために「努めなければならない」国の義務を明らかにしているわけです。
 憲法は国会で審議され、約100項目の修正を加えられました。なかでも一番大きな修正は第25条が新たに加えられたことです。これは憲法研究会の同人で社会党議員となっていた森戸辰男が加えたとされ、社会保障の充実を求める運動にとって大きな武器となりました。
 この条文を争点として争われたのが「朝日訴訟」です。生活保護基準が生存権を保障するに十分なのかと、朝日茂さんによって提起されました。一審は憲法25条を根拠に原告側勝訴という画期的な判決を下しましたが、控訴審で敗訴しています。
 しかし、この裁判を契機とした「朝日運動」は、生存権や社会保障を受ける権利を明確にし、生活保護基準の引き上げなど行政や立法面での社会保障の充実がはかられるきっかけになりました。また、この運動によって社会保障や生存権にたいする国民意識が変化し、福祉国家を展望して運動を発展させる端緒になったという点も大きく評価できるでしょう。

 公害反対闘争の意義

 憲法には「環境権」が明示的に規定されているわけではありません。しかし、憲法第13条は「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」と定めています。「環境権」はこれを根拠に主張され、公害対策基本法やこれを引き継ぐ環境基本法が制定されました。
 憲法第25条をもとに民法の損害賠償請求も行われ、4大公害裁判(熊本水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市大気汚染)で被害者救済の判決が確立しました。これらの公害裁判で地域住民や被害者の運動が大きな力となりましたが、その支えとなった民主的な諸権利が憲法で保障されていなければ、環境権が明記されていても絵にかいた餅にとどまっていたことでしょう。
 このほか、大阪や羽田・福岡空港の周辺住民による騒音公害反対運動、新東京国際空港の建設に反対する三里塚闘争、サリドマイド、スモン、クロロキン、エイズ(HIV)、ヤコブ病、C型肝炎、イレッサ、B型肝炎などの薬害に対して補償を求めるたたかい、アスベストや塵肺などの健康被害に対する責任追及と賠償請求の運動などもありました。
 公害というにはあまりにも大きな問題ですが、福島第1原子力発電所事故による放射能被害に対する運動も重要です。原発そのものの廃止や再稼働させない反・脱原発、原発ゼロへの取り組みと結合しつつ、放射能による健康被害や環境破壊に対する補償を求めることは、憲法第13条や第25条の具体化を図る今日的な取り組みであると言えるでしょう。

 労働者の権利をめぐるたたかい

 憲法第27条は「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める」とし、第28条は「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する」としています。この規定を根拠に、労働基準法・労働組合法・労働関係調整法のいわゆる「労働三法」が制定されました。
 戦後の労働運動の歴史は、このような労働者の権利を形骸化し空文化しようとする政府や経営者からの攻撃と、その実質化や具体化を求める労働運動との激しいせめぎあいでした。個々の事例に立ち入る余裕はありませんので、ここでも労働運動と裁判闘争とが結合されることで、労働者の権利の擁護が図られてきたということを指摘しておきたいと思います。
 とりわけ、官公労働者のストライキ権回復に向けて、ILOへの提訴など国際的な面での取り組み、スト権回復ストや順法闘争、世論への働きかけなどを背景に、下級審ではスト禁止を違憲とする判決などが獲得されてきました。しかし、いまだに公務員のスト権は回復されていません。この問題は今もなお公務員制度改革における大きな争点であり続けています。

 むすび

 戦後70年は、憲法の空洞化を許さず、その具体化を目指して苦闘する歴史でした。憲法をめぐる運動には守勢と攻勢の二つの面があります。それは改憲に反対する護憲運動であるとともに、その理念や条文を政治と生活に活かす活憲運動でもありました。
 幅広い労働・社会運動、裁判闘争、新たな立法や行政施策などの相互の連動を図りつつ、憲法の条文と理念を守るだけでなく、平和と人権、自由と民主主義などを国民生活の隅々に具体化していく取り組みでもあったと言えます。憲法は労働運動や社会運動の武器としても活用され、鍛えられ、新たな生命力を得てきたのです。
 他方で、憲法に対する敵視と攻撃も強まりました。その策源地は安保体制であり、自民党の変質です。国際社会での地位を低めた米国は日本に対する軍事分担と肩代わりを求め、保守支配の行き詰まりを打開するために右傾化を強めてきた自民党は、この要請を受け入れようとしているからです。
 こうして、保守政治の変質が生じました。憲法を前提にした戦後型政治モデルへの現実的な対応から、その修正による極右的な反憲法政治へと自民党内のヘゲモニーが転換したのです。その結果が安倍政権による憲法敵視であり、反憲法的暴走政治にほかなりません。
 憲法が政治の焦点に浮上することになり、保守の分化が生じ、改憲に反対する国民的共同の条件が拡大し、民主的政府樹立に結びつく新しい条件が生まれました。憲法の意義と重要性も再認識されるようになっています。「9条の会」の発展は、その一つの現れではないでしょうか。
 このような憲法をめぐる運動でも、労働組合は組織された社会的勢力としての力、志によって結ばれた絆としての団結、社会の民主的な変革を目指す集団としての力を発揮することが求められています。安保闘争で果たした労働組合運動の力を思い起こしていただきたいものです。
 その力を発揮するために、足を踏み出さなければなりません。一歩を踏み出すには、まず立ち上がることが必要です。腹を固めて、面白く、これまでとは違ったことをやるために、まず立ち上がりましょう。そして、一歩を踏み出そうではありませんか。本格的に憲法が活かされる政治と社会を目指して……。

nice!(0)  トラックバック(0)