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10月3日(火) 「立憲民主党」の結成によって市民と立憲野党による共闘の条件が整った [政党]

 「待ってました!」という市民の声が聞こえるようです。民進党の枝野幸男代表代行が、新党「立憲民主党」の結成を発表しました。
 ギリギリのところで、間に合ったようです。今か今かと待ちかねていた「正義の味方」が、白馬に乗って駆けつけてきた昔見た映画(「新吾十番勝負」だったかな?)の場面を思い出しました。

 結果的には、これで良かったのではないでしょうか。水と油のような勢力が混在していて、本気の共闘に踏み出せなかった前原代表の民進党でしたから。
 希望の党による選別で「ふるい」にかけられ、安保法と9条改憲に反対できず、市民や立憲野党との約束を守れず、自らの信念や筋を貫くこともできない「不純物」が脱落することになりました。その結果、これまでの主張や立場を変えず信念に従って筋を通そうとするまともな人々によって、立憲主義や民主主義の擁護を党名に掲げた新しい政党が誕生したのです。
 この新党の結成によって、これまで積み重ねられてきた市民と立憲野党との合意や実績が無にならず、今回の総選挙でも生かされ「本気の共闘」が実現する条件が整いました。市民連合などの市民団体と立憲民主党、共産党、社会民主党との間の政策的合意や小選挙区での候補者調整などに、早急に取り組んでいく必要があります。

 枝野さんによる立憲民主党の結成と野党共闘への参加によって、今回の総選挙の構図が固まりました。政党の分布からすれば、①自民・公明・こころ、②希望・維新、③立憲民主・共産・社民の3つの陣営に分かれたように見えます。
 一見すれば三つ巴の構図であり、三国志時代の「天下3分の計」に似通っているように見えます。しかし、理念や政策の面からすれば、安保法を認めて改憲を目指す立場に立つかどうかという点で、大きく二つの勢力に分かれました。
 これは野党の分裂ではなく、「保守の分裂」なのです。この「分裂」を活かして保守勢力に手を突っ込んで分断し、安倍首相を孤立させて打倒することが、これからめざすべき目標だということになります。

 このような状況のなかで、小沢さんの自由党が希望の党との連携を模索しているというのが不可解です。安保法に反対し政策合意にも加わって来たこれまでの経緯や主張からすれば、立憲野党との共闘に加わるべきでしょう。
 持論である「オリーブの木」構想にこだわる気持ちは分かりますが、民進党のなだれ込み路線が不発に終わり、希望の党を中心にして野党勢力の結集を図る「希望」が失われてしまった現在、もはやこの構想は潰えたのではないでしょうか。これからは「野党勢力の結集」ではなく「立憲勢力の結集」をめざしてもらいたいものです。
 それとも、身に付いた「保守の虫」が動き出したのでしょうか。小沢さんには、小池さんという「緑のタヌキ」に化かされて晩節を汚すことのないようにしていただきたいと思います。

 立憲民主党の登場によって、これまでポッカリと空いていた中道左派の政治空間を埋める新しい政党が登場したことになります。しかも、反共主義に立たず、市民や共産党との共闘に積極的な姿勢を示しています。
 将来における統一戦線の一翼を担うことのできるリベラル政党が、ついにこの日本でも誕生したことを意味していると言うべきでしょう。立憲民主党が産声を上げた2017年10月2日は、民主連合政府の「パン種」ができた歴史的な日として、いずれ記憶されることになるかもしれません。


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