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3月28日(火) 森友学園問題で安倍首相を追い詰めている3つの誤算 [スキャンダル]

 これで「打ち止め」にしたいと思っていたことでしょう。そのための籠池理事長の証人喚問だったはずです。
 しかし、森友学園問題は沈静化するどころか、政権を揺るがすスキャンダルに発展しつつあります。まさに安倍首相と自民党にとっては大きな誤算であり、それは自らが掘ってしまった墓穴のようなものだったのではないでしょうか。

 第1の誤算は、2月17日の衆院予算委員会で、森友学園問題に「私や妻は一切関わっていない。もし関わっていたら間違いなく、首相も国会議員も辞任するということを、はっきり申し上げる」と明言してしまったことです。あんなこと言わなければよかったと、今では大いに後悔しているにちがいありません。
 森友学園への100万円の寄付は、たとえ事実だったとしても違法だというわけではありませんが、この発言があるために認めるわけにいかなくなってしまったのです。まして「総理大臣夫人付」の谷さんのファクスなど、「ゼロ回答」だとして全面否認するしかありません。
 そのために、説得力の無い言い訳を繰り返すしかなくなってしまいました。あの時のあの発言が、自縄自縛となって安倍首相をがんじがらめに縛りあげる形となったのです。

 第2の誤算は、籠池理事長の証人喚問を要求してしまったことです。「安倍晋三からです」と言って昭恵夫人から100万円を寄付されたという籠池さんの発言に逆上した安倍首相は、罰則付きの証人喚問に引きずり出して見せしめにしようと考えたのかもしれません。
 あわよくば、偽証罪で牢屋にぶち込んで口を封じ、「一件落着」に持ち込みたいと考えていたことでしょう。しかし、籠池さんの依頼を受けて昭恵夫人が「口利き」に動いていた疑いを示すファクスが公開されるなど新たな事実が飛び出し、これが逆効果になってしまいました。
 100万円の寄付については密室の中でのやり取りだから真相はやぶの中だと言われます。しかし、100万円を振り込んだ時の受け取りなどの物証はありますし、直後に昭恵さんからかかって来た「口止め」の電話についても着信履歴という物証が残っているはずですから、それが傍証になるでしょう。

 第3の誤算は、森友問題が他のスキャンダルへと飛び火してしまったことです。そのために学生時代以来の「腹心の友」である加計考太郎さんにまで疑惑が及ぶことになってしまいました。
 加計理事長の加計学園が国家戦略特区制度で愛媛県今治市に傘下の岡山理科大獣医学部を新設して公有地約37億円が無償譲渡され、昭恵夫人が系列の認可外保育施設「御影インターナショナル子ども園」の名誉園長を務めるなど「第2の森友学園問題」が国会でも問題にされています。この加計学園については、南あわじ市の吉備国際大学(加計幸太郎氏の姉の美也子さんが理事長)設立にかかわる疑惑や国家戦略特区制度を利用して水産・獣医学部を新設することを掲げている銚子市の千葉科学大学にかかわる疑惑なども浮上してきています。
 これ以外にも、ネット上では成田市国際医療福祉大学の医学部用地所得問題や全国高校生未来会議への後援など、安倍首相や昭恵夫人のお声がかりで便宜が図られたり、特別扱いされたりしたのではないかという疑惑が取りざたされています。これまで隠蔽されてきた多くの問題が、このような形で次々と明るみに出てくるようになってしまったのも、安倍首相にとっては大きな誤算だったでしょう。

 来年度予算が成立して、後半国会に入りました。これで森友問題などのスキャンダルについては幕引きを図るというのが、安倍首相や自民党の目論みだったにちがいありません。
 しかし、そうは問屋が卸すでしょうか。共同通信が実施した世論調査では、首相の説明に「納得できない」が62.6%で、「政府が払い下げの経緯などについて十分に説明していると思いますか」との問いには、「説明していると思わない」という回答が82.5%にもなっています。
 世論は、森友学園問題の幕引きを許さないでしょう。真相究明に向けての扉は、籠池理事長に対する証人喚問によって開いたばかりなのですから……。

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