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2月24日(金) とうとう66歳になってしまった [日常]

 とうとう66歳になってしまいました。よく、ここまで生きながらえてきたものだと思います。
 たくさんの方から誕生祝のメッセージをいただきました。いちいちお返事を出しませんが、この場を借りてお礼申し上げます。

 都立大学の学生時代、全共闘暴力学生の竹ざおで右目を刺されました。その傷がもう少し深くまで達していれば、あの時に私の人生は終わっていたはずです。
 ちょうど20歳のときの秋でした。幸いにして右眼球の摘出だけで済み、脳にも取り立てて影響はなかったようです。
 あれから、もう46年の歳月が流れたことになります。暴力事件の被害者になったために一般企業に就職できず、やむを得ず大学院を目指して研究者への道を歩むことになり、専門の研究者としての人生を送ることになりました。

 あの事件がなければ、研究者になっていたかどうか分かりません。やむを得ざる選択が、結局は幸いしたということでしょうか。
 手術の後、顔を包帯でグルグル巻きにされた私を指導教授の塩田庄兵衛先生が見舞いに来てくださいました。その時、おっしゃった言葉は今でも忘れられません。
 「片目になってしまったけれど、かえって世の中が良く見えるようになるかもしれないね」と、私を激励されたのです。ベッドに横たわってこの言葉を聞いた私は、「うまいことを言うもんだなー」と感心したものです。

 その塩田先生も、もう黄泉の国に旅立たれてしまいました。残された私の左目も、大分くたびれてきたようです。
 でも、まだこの目を閉じるわけにはいきません。見える限り、この世の中をしっかりと見据え、少しでもより良き明日を目指して発言を続けるつもりです。
 「かえって世の中が良く見えるようになるかもしれないね」とおっしゃった、今は亡き恩師の言葉を信じて。

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