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11月13日(金) 野党内で分断にうごめき始めた「半自民」勢力 [政党]

 野党といっても、政権についていない政党というだけのことです。必ずしも、自民党に対抗しているというわけではありません。
 ということで、今の野党内には二つの勢力が存在しています。一つは与党に対抗する「反自民」勢力であり、もう一つは与党にすり寄る「半自民」勢力です。

 実は、民主党の中にも、この「反自民」勢力と「半自民」勢力が混在していました。後者は、戦争法案反対運動が高揚していた時にはじっと息をひそめていたのです。
 その野党内での「半自民」勢力と民主党内の「半自民」勢力がうごめき始めたようです。両者が手を取り合って民主党と野党を分断するための工作を開始したということでしょうか。
 民主党の細野豪志政調会長と前原誠司元外相、維新の党の江田憲司前代表が会談し、年内に民主党と維新の党をそれぞれ解党し、合流すべきだとの認識で一致したそうです。岡田代表はこのような民主党の解党には否定的ですから、民主党内で維新の党と同様の路線対立が深まる可能性があります。

 以前から民主党内には、細野さんや前原さんのような新党路線と、岡田執行部のような自立再建路線の対立がありました。それが、またぞろ表面化してきたということになります。
 維新の党の分裂によって勢力を弱めた江田グループが、新たな寄生先として民主党内の「半自民」勢力に働きかけたからでしょう。岡田執行部の左傾化にいたたまれなくなっていた前原さんなどが、これ幸いにと呼応する動きを始めたというわけです。
 野党が「反自民」でまとまることを恐れている政府・自民党からの裏面工作もあったでしょう。前原さんや細野さん、長島さん、松原さん、金子さんなどは安倍政権を支えている極右団体の「日本会議」のメンバーですから、戦争法廃止で野党の足並みが揃うことを妨害しようとするのも当然です。

 あるいは、安倍政権の極右化によって空いた中道右派の政治空間に入り込もうとしているのかもしれません。しかし、国際的に見ても政治空間は左右の分極化が進んでおり、結局は極右に吸収されるか、支持を失って没落するか、いずれかになるでしょう。
 イギリスの労働党では左派のジェレミー・コービン党首が誕生し、スペインでは左派政党のポデモスが躍進しました。アメリカの大統領選挙でも、民主党候補レースで「民主社会主義者」を自称しているバーニー・サンダース上院議員が2位になって注目を集めています。
 民主党はこれらの例から学ぶべきでしょう。国際的な動向から言っても、国内での政治状況からしても、民主党は「右のドア」を閉めて「左のドア」を開けることでしか活路を見出せないということを自覚すべきです。

 前原さんたちは、まだ締め切られてはいない「右のドア」から江田さんら維新の党を引き入れて民主党を乗っ取ろうとしています。このような企みを許してはなりません。
 岡田さんはこのような動きに惑わされず、「左のドア」を開けて戦争法廃止の国民連合政府実現の方向へと足を踏み出すべきです。そこにしか大義はなく、民主党が生き残る道もないのですから……。

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